こんにちは。たかです。
40代、50代になると、住宅ローンをお持ちの方も多いんじゃないでしょうか?
そして、この頃になると、子供の学費が気になってきます。
私立高校なんかに行くようになったら、学費が半端じゃないですからね・・・
我が家の娘も、私立中学・高校へ進学しましたので、その大変さはよく分かります。
悩ましいのは、せっせと節約してためたお金を、どうするか?
子供の学費のために貯金しておくか?
それとも、そのお金を住宅ローンの繰り上げ返済に使うか?
今日、こんな記事を見たんです。
『39歳共働き。毎年250万円繰り上げ返済しているが、老後や教育費が心配』です。
この記事を参考に、僕の考えを書いてみたいと思います。
登場するご家庭は?
旦那さん39歳、奥さま38歳、小学5年生のお子さんがいらっしゃいます。
月の収入は、旦那さんが25万円、奥さまが24万円です。
合わせれば、月収49万円になります。
ボーナスは、年間で90万円あるようです。
現在の貯金は、550万円あるそうです。
支出は?
さて、このご家庭の支出ですが、こんな感じです。
・住宅ローン:6万5000円
・管理費等:2万円
・食費:3万5000円
・光熱費:1万5000円
・通信費:3万円
・趣味娯楽:1万2000円
・教育費:5万円
・雑費:5万5000円
・保険:5000円
合計すると、28万7000円になります。
収入が、月に49万円ありますから、49万円ー28万7000円=約20万円の貯金ができます。
ボーナスからは、年間47万円を貯金しているそうです。
ってことは、20万円×12か月+47万円=287万円の貯金が出来ています。
すごいですね・・・
250万円の繰り上げ返済してもOK?
この方の不安は、『毎年250万円繰り上げ返済しているが、老後や教育費が心配』ってことです。
不安に感じる必要はあるでしょうか?
まず、子供の学費ですが、私立高校に進学しても、月に10万円あれば大丈夫でしょう。
ってことは、今のお給料の中で、賄うことが出来ますので、貯金を切り崩すことはあり得ません。
問題は、大学に進学してからです。
私立大学に進学し、実家を離れたとすれば、4年間で約1000万円は必要になるでしょうね。
その分を貯めておけばいいわけです。
現在、年間287万円できていますが、その中から、250万円を繰り上げ返済に回しています。
ってことは、年間の貯金額は、37万円ってことになります。
お子さんが、大学に進学するまで、6年はありますので、37万円×6年=222万円は貯金できます。
今の貯金と合わせれば、222万円+550万円=約770万円を貯めることが出来ます。
お子さんの学費としては、十分じゃないでしょうか?
もし、学費が足りなければ、繰り上げ返済をやめればいいわけですからね。
老後の心配
住宅ローンは、繰り上げ返済をしなければ、あと17年かかるそうです。
もし、仮に繰り上げ返済せず、毎月のローンだけ支払うことにします。
すると、貯金はどうなるでしょうか?
旦那さんは、定年まで、あと20年あります。
現在、年間で287万円の貯金をしていますので、20年後には、287万円×20年=5740万円を貯めることが出来ます。
その中から、子供さんの学費1000万円を差し引いても、のこり約4700万円あります。
さらに今の貯金550万円を加えれば、5250万円になります。
60歳時点では、住宅ローンも、学費も必要ありません。
住宅ローンと教育費がなくなれば、月の生活費は、約17万円で済みます。
年間では、約200万円あれば、夫婦2人で生活出来ます。
ってことは、5250万円の貯金があれば、5250万円÷200万円=約26年間は生きていけるんです。
それに加えて、年金がありますので、もっと、長生き出来るでしょう。
繰り上げ返済したら?
このまま、繰り上げ返済をすれば、住宅ローンに支払う総額は、少なくて済みます。
ってことは、このまま繰り上げ返済をすれば、さらに、貯金額は大きくなるんじゃないですかね。
貯金額が大きくなれば、子供の学費、老後の資金は、大丈夫だってことです。
ただし、無理をしてはいけませんがね。
お金が貯まれば、その分を返済する。
その程度で、僕はいいと思います。
借金は、早く返済しないと利子が付いてしまいます。
一方、貯金をしても、お金は増えません。
であるならば、無理のない範囲で、早めに借金は返した方がいいに決まっています。
最後に
我が家も、繰り上げ返済をバンバンやって、早めに住宅ローンを返済しました。
常に家にある貯金は、数十万円くらいだったと思います。
ですが、突然、何百万円もお金が必要になることなんかありません。
それよりも、無駄な利子を払わない。
こっちの方が、得策だと思いますがね。
いかがでしょうか?
借金は早めに払って、身軽になりましょう。
あっ、これって、息子に言わなきゃ・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。