43歳、手取り19万円。2700万円の住宅ローン返済できるか?老後は?

 

こんにちは。たかです。

今日、こんな記事を見ました。

『43歳月収19万。無理してマンションを買い、完済は78歳…』です。

どうやら、無理してマンションを購入したため、毎月の生活費がギリギリになってしまったようです。

その為、老後資金も不安になったみたい。

ん・・・家を買うって、ホントに難しいですね。

さて、どんな状況なんでしょうか?

登場する方は?

43歳の独身女性です。

月の収入は19万円、ボーナスは年間で、約110万円ほどあるそうです。

年収にしたら、約400万円強って感じでしょうか。

貯金は、1000万円ほどお持ちのようです。

支出は?

一方、支出はこんな感じです。

・住宅ローン:4万7000円

・管理費:2万2500円

・車両費:8000円

・食費:3万円

・光熱費:1万5000円

・通信費:1万5000円

・教育費:5000円

・医療費:2万1000円

・保険料:5000円

合計すると、約17万円くらいになります。

月の収入は19万円ですから、19万円-17万円=2万円を貯めることが出来ます。

ボーナスからは、60万円ほど貯金しているそうです。

なので、年間では、2万円×12か月+60万円=84万円を貯めることが出来そうです。

60歳まで働いたら?

現在、この女性は43歳ですから、60歳まで働くことが出来たなら、いくら貯金が出来るか?

年間84万円を貯金することが出来ますので、84万円×17年=約1400万円を貯めることが出来ます。

現在の貯金と合わせれば、1400万円+1000万円=2400万円になります。

この時、住宅ローンの残高は、どうなっているのか?

ちなみに、この女性の住宅ローンは、こんな感じです。

◉借入額:2700万円

◉借入年数:35年返済

◉金利:変動0.65%

これをもとに計算してみると、60歳時点の残高は、約1450万円くらいになると思います。

なので、貯金を使えば、60歳時点で、一括返済することも出来るかもしれません。

しかし、それでは、老後資金が減ってしまいますので、ちょっと、不安ですよね・・・

17年間資産運用したら?

年間84万円の貯金が出来ますので、毎月7万円くらいは、投資することが出来ると思います。

これを年利5%で運用したとしたら、17年後の60歳時点では、どうなっているのか?

計算してみると、投資金額1428万円に対し、評価額は、約2200万円になっています。

約800万円ほど、お金を増やすことが出来るわけです。

すると、60歳時点での貯金は、1000万円+2200万円=3200万円になります。

ここから、住宅ローンの残高を支払っても、3200万円ー1450万円=1750万円が手元に残ります。

十分な老後資金ではないかもしれませんが、なんとか、やっていける金額じゃないでしょうか。

最後に

今回の女性は、変動金利で住宅ローンを組んでいます。

こういった方は、非常に多いと思います。

だって、日本は、低金利が当たり前になっていますからね。

しかし、もし、黒田さんが、金利を上げたらどうなるんでしょうか。。。

月々のローン返済額が増え、生活が苦しくなるでしょうね。

中には、返済できなくなる人も出てくるかも・・・

アメリカでは、住宅購入をあきらめる人が出て来ているみたいですからね。

家を買う時は、十分検討した方がいいと思います。

本日も最後までお付き合いありがとうございました