こんにちは。たかです。
僕は回転すしが大好きで、サラリーマン時代は、よく通っていました。
特に、『くら寿司』と『スシロー』には、よく行きましたね。
今は、無職でお金がありませんので、なかなか行けませんけど・・・
さて、その『くら寿司』なんですが、『エグゼクティブ採用』っていうものをやっているそうです。
一体、どんなものなんでしょうか?
エグゼクティブ採用とは?
2020年春の新卒採用で、入社1年目から、年収1000万円を支払うそうです。
要するに、『幹部候補生』ですね。
1年目から年収1千万円って、凄くないですか・・・
条件としては、26歳以下という年齢制限に加え、TOEIC800点以上、簿記3級以上といった必須資格があるみたいです。
ん~、どうなんですかね・・・
TOEIC800点以上なんて、ゴロゴロいるでしょうが、今どき、簿記やってる人って、いるんですかね?
そっちの方が、難しそうです。
ですが、募集を始めて2週間で、170人ほどのエントリーがあったそうですよ。
しかも、そのほとんどが早慶や東大の学生だったらしい。
1000万円に目がくらんだか・・・
ずっと1000万円もらえるのか?
世の中、そんなに甘くないんですね・・・
たしかに、入社1年目は、1千万円が保証されているようですが、2年目以降は、実績を基に1年ごとに給与額を見直すんだそうです。
お~、怖!
この『実績を基に』っていうのが、くせ者ですね。
『実績ってなに?』
『誰が評価するの?』
『悪かったら、どのくらいまでお給料下がるの?』
って感じです。
もしかしたら、『来年から、年収300万円だから・・・』なんて評価になるかもしれません。
ちなみに、くら寿司の従業員の平均年収は450万円程度らしいです。
お金より精神面が心配
めでたく幹部候補生として入社できても、その後は、結構大変そうです。
幹部候補生は入社して2年間、店舗研修に加え、商品部や購買部など本社の各セクションで職場内訓練を受けるそうです。
そのあと約1年、海外研修に参加し、研修後は適性に合った部署に配属され、部長職相当の業務を担うようです。
それぞれの部署で、結果を求められるのでしょうね・・・
しかも、完全なる成果主義の会社です。
もし、成果が出せなければ、即刻クビになる可能性もありますね。
上司に責められ、精神的にダメージを受けなければ良いですが・・・
特に、いままで失敗を経験したことの無いような、エリート学生が応募しているようですからね。
成果主義は限界
僕の勤めていた会社も、成果主義の会社でした。
ボーナスなんか、売り上げが悪ければ、ホントに雀の涙しかありません。
そんな会社で26年間やってきて思う事は、『成果主義は日本人には合わない』ってことです。
僕が勤めていた会社の成果主義は、絶対評価ではなく、相対評価でした。
ですので、仮にノルマ100%達成したところで、全員が達成していたら、なんの評価もないわけです。
僕以外はノルマ101%達成して、僕が100%の達成だったら、僕の評価は最低になるわけです。
こういった、相対的な成果主義を日本人に取り入れると、足の引っ張り合いをします。
切磋琢磨するんじゃないんです。
『あいつを引き下ろして、相対的に自分を良くする』みたいな発想が多いんです。
僕は、時代に逆行しますが、『年功序列』の方が、日本人の力を発揮できると思います。
そして、その力を出させるのが、マネージャー(上司)の能力だと思うんです。
最後に
きっと、『エグゼクティブ採用』にエントリーしてきた方は、お金が目的だと思います。
出なければ、普通にくら寿司に入社すればいいわけです。
お金の為に、いろんな苦行に耐えることが出来るだろうか・・・
しかも、1000万円は、1年間しか保証されていないんです。
たったの1000万円で、精神的なダメージを受け、その後の人生に影響が出なければいですが・・・
今後、くら寿司がどうなっていくのか、見ていきたと思います。
くら寿司の株でも、買った方がいいかな?
本日も最後までお付き合いありがとうございました。