こんにちは。たかです。
年金問題も、参議院選挙の争点になっているみたいですね。
選挙前に、金融庁から『老後2000万円不足問題』が報告されましたから、仕方がないかもしれません。
ですが、いい方法はあるんでしょうかね?
山本太郎さんが言ってるくらい、過激な事をやれば、変わるかもしれませんが、副作用がどのくらい出るのかも不安になります。
さて、今日は、こんな記事を目にしました。
『若い世代の4割は「年金繰り下げ増額」を選ぶ』です。
『流石、今の若者は考え方が違うのかな?』なんて思いながら、読んでいました。
どんな内容だったか?
アンケート調査
『週刊東洋経済』が、20~64歳の男女1089人を対象に実施したアンケート調査です。
内容は、『あなたは何歳で公的年金の受給開始を考えていますか』といったものです。
みなさんなら、どう答えますか?
結果は、こんな感じです。
65歳と答えた人は全体の68.4%、66歳以上への繰り下げを考えている人は11.7%、60~64歳への繰り上げを考えている人は17.2%だったようです。
ほとんどの方は、65歳からもらいたいってことですね。
そして、繰り下げしたいって人は、少なかったようです。
僕も、65歳からもらいたいですね。
まあ、僕が年金をもらえるのは、おそらく70歳とかになっていると思いますが・・・
このアンケートには、続きがあります。
それは、繰り上げ・繰り下げの受給制度を説明して、その後改めて希望する受給開始年齢を聞いているんです。
その結果は?
繰り下げ受給を選択する?
なんと、繰り下げを選択する人が急増しています。
制度説明前の繰り下げ選択率は11.7%でしたが、説明後は27.2%に増えています。
ん~、どんな説明したんですかね?
詳細は書かれてないんですが、おそらく、『繰り下げは1カ月遅らせるごとに年金が0.7%増額され、最大70歳の受給開始で42%アップする!』としか、説明してないんじゃないでしょうかね?
これだけ聞かされれば、年金額が増える方を選択しますよね。
まあ、このブログをご覧の方は、ご存じのとおり、『繰り下げ受給』って、そんなに美味しい話ばかりではありませんよね。
加給年金がもらえない
老齢厚生年金がもらえる資格ができたときに、妻子が居ると、年金額が増える仕組みがあります。
これを、『加給年金』と言うんだそうです。
条件として、『配偶者は65歳未満であること』となっています。
僕の場合、妻が3歳年下ですので、3年間は『加給年金』をもらう事が出来ます。
その額、年間389,800円なんだそうです。
月になおせば、32,483円です。
大きいですよね~。
ですが、もし、繰り下げ受給すると『加給年金』はもらえなくなります。
税金はいくらになるのか?
当然、受給額が増えると、それにかかる税金が多くなります。
そうなれば、70歳に繰り下げしたとしても、実際の手取りでは、42%増えたことにはならないわけです。
僕の計算では、実質34%しか増えていませんでした。
そうなると、65歳から受給した場合と同じ額を頂くには、約15年くらいかかります。
要するに、85歳まで生きないと、損をするという事になります。
まあ、『損をする』という言い方は、正確な表現ではありませんが・・・
最後に
年金は、老後の生活を支えてくれるものです。
ですので、支えが必要ない方は、繰り下げがいいでしょうし、すぐにでも必要な方は、繰り上げ受給をするのがいいんじゃないでしょうかね?
僕が65歳になるまで、あと15年あります。
その頃には、支給開始年齢は、70歳になっている事でしょうね。
ちょうど、僕の貯金が底をつく頃です。
もし仮に、支給開始年齢が75歳なんかになれば、生活保護になってしまいます。
そうならないように、少しでも自力で稼げるようになりたいものです。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。