44歳で貯金150万円。老後はなんとかなる!っていうけど、ホントかな・・・

 

こんにちは。たかです。

今日、こんな記事を見ました。

『44歳、貯金150万円…何とかなると言う夫に不安』です。

44歳で貯金150万円。

まあ、独身なら、今から貯金をして行けば、なんとかなると思います。

ですが、結婚して小さな子供がいたりしたら、ちょっと不安になるかも・・・

さらに、住宅ローンなんか抱えていたら、大変かもしれませんね。

さて、どんなご家庭なんでしょうか?

書いてみたいと思います。

登場するご家庭は?

旦那さん42歳、奥さま44歳、5歳のお子さんがいらっしゃいます。

月の収入は、ご夫婦で33万円ほどあるようです。

ボーナスは、年間で220万円。

世帯年収にすれば、約800万円弱ってところでしょうか?

かなり恵まれた経済状況ですよね。

貯金は150万円ほどお持ちのようです。

支出は?

一方、支出はこんな感じです。

・住宅ローン:7万9000円

・車両費:7000円

・食費:5万円

・光熱費:1万4000円

・通信費:2万円

・趣味娯楽:5000円

・教育費:3万5000円

・こづかい:2万5000円

・雑費:3万円

・保険料:3万円

合計すると、約30万円になります。

月の収入は33万円ですから、33万円-30万円=3万円を貯めることが出来ます。

年間では、3万円×12か月=36万円ってことになります。

ボーナスからは、約50万円を貯金しているようです。

なので、年間では、約86万円を貯金していることになります。

住宅ローンの返済期間

このご夫婦の最大の問題点は、2年前に購入した住宅の支払いです。

約3500万円を借入れし、35年での返済を計画しています。

ってことは、旦那さんが75歳まで支払いが続くってことになります。

ん・・・

いくつまで、働く気なんだろうか?

いや、いくつまで、働かないといけないんだろうか?

そう考えてしまいました。

60歳まで働いたら?

もし仮に、60歳まで働いたとします。

現在、旦那さんは42歳ですから、あと18年働くことが出来ます。

その間の貯金額は、86万円×18年=約1500万円になります。

今の貯金額を合わせれば、1500万円+150万円=1650万円になります。

これが、60歳時点での貯金額になります。

一方、60歳時点での住宅ローンの残高は、約1700万円になると思います。

ってことは、貯金を全部使ったとしても、住宅ローンは返済できないって事になります。

65歳まで働いたら?

では、65歳まで働いたら、どうなるでしょうか?

65歳まで働くことが出来れば、あと23年働くことが出来ます。

すると、86万円×23年=約2000万円を貯めることが出来ます。

住宅ローンの残高も約1200万円に減っていますから、貯金で完済したとしても、約800万円は手元に残ることになります。

これが、老後資金になるわけですね。

でも・・・

老後資金が800万円では、ちょっと、心細いかも・・・

さらに、お子さんの学費など、今以上にかかる可能性は高いですよね。

ってことは、貯金も思ったほどできないかもしれません。

最後に

やはり、住宅ローンなど、大きなお金を借りた時は、夫婦で話し合いをしておかないといけませんね。

『なんとかなるよ!』では、ちょっと、不安になります。

計画的に貯金をし、投資にまわすなど、お金のシミュレーションをやっておかないと、後々後悔することになると思います。

働く環境も、今後は、どんどん変化していくでしょう。

今やっている仕事だって、いつまであるか分かりません。

出来るだけ借金はせず、資産運用を考えたほうが、安全かもしれませんね。

本日も最後までお付き合いありがとうございました。