こんにちは。たかです。
今の日本では、共働きをするのが当たり前になっていますよね。
2018年の統計では、専業主婦世帯は約600万世帯、共働き世帯は約1219万世帯あるそうです。
そして、年々、専業主婦世帯は減少し、共働き世帯は増加しているようです。
こういった背景もあり、家を購入する時、共働きの収入を前提に、住宅ローンを組むことが多いんじゃないでしょうか?
今日、こんな記事を見ました。
『39歳貯金900万円。うつ病となり仕事を辞めたいが問題が』です。
どうやら、奥さまが、職場の人間関係でうつ病を発症したようです。
旦那さんは、『仕事を辞めては?』と言っているそうですが、奥さまは、あることを心配しています。
それは、住宅ローンの返済です。
このご家庭は、共働きを前提に住宅ローンを組んでいます。
なので、奥さまとしては、『自分の収入が無くなったら、返済できないんじゃないか?』と思っているようです。
さて、ホントに返済できないんでしょうか?
登場するご家庭は?
旦那さん36歳、奥さま39歳、7歳と3歳のお子さんがいらっしゃいます。
月の収入は、旦那さんが31万円、奥さまが18万円です。
合わせれば、月に49万円の収入があります。
ボーナスは、旦那さんが110万円、奥さまが36万円もらっているようです。
ちなみに、貯金は、約900万円お持ちのようです。
支出は?
一方、支出は、こんな感じです。
・住宅コスト:9万2000円
・管理費:1万8000円
・食費:5万円
・光熱費:2万円
・通信費:2万5000円
・趣味娯楽:3万円
・教育費:6万5000円
・こづかい:6万円
・雑費:3万5000円
・保険料:2万5000円
合計すると、42万円になります。
もし、奥さまが仕事を辞めて無収入になったら、どうなるでしょうか?
旦那さんの月の収入は31万円ですから、42万円ー31万円=11万円の赤字になります。
年間では、11万円×12か月=132万円の赤字です。
旦那さんのボーナスは110万円ありますが、それだけでは、赤字を補填することが出来ません。
やっぱり、無理かなぁ・・・
生活費をカットできないか?
奥さまが仕事を辞めれば、カット出来る生活費があります。
まず、『教育費』です。
現在は保育園ですが、幼稚園に変更すれば、約3万円はカット出来るんだそうです。
さらに、奥さまのこづかい。
仕事をしないのであれば、おこづかいは、あまり必要ありません。
これが、約2万円ほどカット出来るようです。
それから、趣味娯楽・雑費・保険料で9万円も消費しています。
これを4万円カットします。
こうすれば、約9万円の出費をカット出来ます。
すると、月の生活費は、42万円ー9万円=33万円で済みます。
ってことは、毎月の赤字は、33万円ー31万円=2万円で済みますので、年間では24万円の赤字になります。
ボーナスの見直し
現在のボーナスの使い道は、こんな感じです。
・年払い保険料約:64万円
・帰省費用:15万円
・固定資産税:12万円
・レジャー費:15万円
・被服等:10万円
まずは、保険をすべて解約します。
すると、ボーナスからの支払いは、約50万円で済みます。
旦那さんのボーナスは110万円ですから、約60万円は貯金出来ます。
そこから、毎月の生活費の赤字分24万円を補填しても、60万円ー24万円=36万円は貯金出来ることになります。
11年後に住宅ローン終了
住宅ローンは、あと11年残っているそうです。
ってことは、この生活を11年やればいいんです。
すると、11年間で、36万円×11年=約400万円を貯金することが出来ます。
しかも、住宅ローンは完済することが出来ます。
それ以降は、住宅ローンとして払っていた9万2000円を貯金することが出来ます。
旦那さんが定年まで、13年は残っていますので、これだけでも、約1500万円は貯金できそうです。
なんとか、老後資金も準備出来そうですよね。
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最後に
住宅ローンを組むときは、旦那さんあるいは奥さま、どちらかの収入だけで支払えるようにしたほうがいいと思います。
そうしないと、今回のような事になってしまうと思います。
夫婦2人共に、定年まで働くことが出来るとは限りませんからね。
今回のご家庭も、奥さまのうつ病が改善すれば、軽い仕事なら出来るかもしれません。
ですが、まずは、体が大事ですよね。
住宅ローンを支払うために、心や体を壊してまで働いても、幸せにはなれません。
住宅ローンは借金です。
よーく考えて、家は買った方が良いと思いますよ。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。