こんにちは。たかです。
僕が勤めていた会社の同僚も、5000万円くらいの家を建てていました。
中には、返済期限が80歳くらいの人もいましたね・・・
そんなローン組めるんだ・・・ってビックリしたのを思い出します。
さて、今日はこんな記事を読みました。
『20代半ばで結婚、貯金350万円。10年後に5000万円の家を買いたい』です。
すごいですね・・・
20代で、もう将来のことを考えているんですから。
では、10年後に、ホントに5000万円の家を買えるのかどうか?
考えてみたいと思います。
登場するご家庭は?
旦那さん25歳、奥さま24歳です。
まだ、お子さんはいらっしゃいません。
月の収入は、旦那さんが24万円、奥さまが18万円です。
合わせれば、月に42万円の収入があるわけです。
ボーナスは、年間で120万円あるようです。
世帯年収にすれば、約800万円くらいでしょうか?
おふたりとも、一流会社の社員かもしれませんね。
現在の貯金は、投資も合わせれば、350万円だそうです。
支出は?
一方、支出はどうなんでしょうか?
・家賃:8万円
・食費:6万円
・光熱費:2万5000円
・通信費:3万円
・ネット:5000円
・趣味娯楽:2万5000円
・こづかい:5万円
・雑費:2万5000円
合計すると、30万円になります。
月の収入が42万円ですから、42万円ー30万円=12万円を貯金することが出来ます。
年間では、12万円×12か月=144万円になります。
ボーナスからは、80万円を貯金しているそうです。
ってことは、年間では、144万円+80万円=224万円を貯金していることになります。
10年後に5000万円の家を買ったら
まず、10年後の貯金額を調べたいと思います。
年間224万円を貯金出来ますので、10年後には、2240万円を貯めることが出来ます。
現在、350万円お持ちですから、2240万円+350万円=約2600万円の貯金があることになります。
仮に、2000万円を頭金にしたら、借入額は、3000万円で済みます。
60歳までに完済するとしたら、月の支払額は、約11万円くらいになります。
今、家賃として8万円支払っていますので、3万円ほど支出が増えることになります。
それでも、毎月9万円は貯金することが出来ます。
年間では、9万円×12か月=108万円です。
それに、ボーナスから貯金出来ますので、108万円+80万円=188万円を貯めることが出来るんです。
これを、60歳まで続けたら、188万円×25年=4700万円の貯金が出来ます。
老後資金としても、十分そうですね!
では、みなさんなら、5000万円の家を購入しますか?
僕なら、やらないと思います。
だって、こんなことが出来るのは、ある条件が必要だからです。
共働きをすること
これは、『共働きを継続することが出来たら・・・』の話しです。
途中、お子さんが出来て、奥さまが仕事を辞めるようなことがあれば、話は変わってきます。
奥さまの収入が無くなれば、月の収入は25万円になります。
一方、支出は33万円ですから、毎月8万円の赤字です。
年間では、8万円×12か月=96万円の赤字になるんです。
これをボーナスから補填するとします。
ですが、奥さまのボーナスはありません。
旦那さんのボーナスは70万円ですから、赤字を解消することは出来ません・・・
ってことは、旦那さんの収入だけでは、3000万円の住宅ローンは、きびしいってことです。
まあ、10年後には、旦那さんのお給料も上がっているかもしれませんが・・・
最後に
住宅ローンを組む際には、夫婦2人の収入を当てにするのは、危険だと思います。
だって、どちらかが職を失ったら、途端にローン返済が出来なくなりますからね。
なので、ローンを組むときは、旦那さんのお給料だけで、返済計画を作ったほうがいいと思います。
あくまでも、奥さまの収入は、補助的に考えていた方が無難だと思います。
これからは、終身雇用、年功序列は無くなるでしょう。
ってことは、60歳まで働けないかもしれない。
年をとっても、収入は上がらないかもしれない。
そんな時代になるんでしょうか?
大きな借金をするには、勇気のいる時代になるかもしれませんね・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。