こんにちは。たかです。
またしても、早期退職の募集を開始する会社があるようです。
その会社は、製薬会社の『ファイザー』です。
僕の友人も、この会社に勤めています。
ファイザーって、世界の製薬会社の中でも、トップクラスですよね。
そんな会社が、早期退職を募集するとは・・・
最近、製薬会社の早期退職の募集が増えているように感じますね。
ちょっと気になったので、調べてみました。
そしたら、この5年の間に、8社が早期退職を募集しています。
これって、たぶん、多いですよね。
さて、今回のファイザーの早期退職の募集なんですが、今までとは、ちょっと違うようです。
対象はやはり50代
今回の早期退職では、50歳以上の営業担当者が対象になっています。
募集人数は200人弱程度らしいです。
やっぱり、50代が狙われましたね・・・
しかも、営業職が対象になっています。
よほど、余っているんですかね?
リストラされる時って、普通は、営業職は最後の方です。
まず、事務職をやっている人から、クビきりされることが、多いんですがね。
もしかしたら、事務職の人は、既に整理されてしまったのかもしれません。
今回は、早期退職の募集をしていますので、割増退職金の上乗せもあるようですね。
いくら上乗せになるんでしょうかね?
転職に制限?
今回の早期退職募集の珍しい点は、転職に制限があることです。
僕も、早期退職制度を利用して会社を辞めましたが、転職に関しては、何も言われていません。
ところが、ファイザーは、こう言っています。
『オンコロジー部門や希少疾病用医薬品部門に所属している人について、会社が指定する競合会社に退社後3年以内に転職した場合は、割増退職金の返還を求める』って。
オンコロジー部門とは、『ガン関係のくすりの営業マン』ってことだと思います。
希少疾病用医薬品部門とは、『珍しい病気のくすりの営業マン』ってことでしょうか?
製薬会社って、くすりの種類ごとに、専門の営業マンをつくっているんですよね。
とにかく、この部門にいた営業マンは、『ファイザーが指定する会社には、転職してはいけません』ってことです。
仮に、転職するのであれば、『上乗せしたお金は返してね』ってことです。
要は、自分の会社の営業マンが、競合会社に行かれると、困るからなんでしょう。
言いたい気持ちは分かりますが、ちょっと、やりすぎじゃないですかね?
だって、早期退職に手上げした人の中には、『ガン関係のくすり』に詳しい人がいるわけですよね。
だったら、『ガン関係のくすり』を売っている会社に、転職するのが普通だと思うんですが・・・
それを、制限されたら、転職に困りますよね。
しかも、3年も期限が縛られています。
ってことは、ファイザーは『ガン関係以外のくすりの営業マンをクビきりしたい!』ってことなんでしょうか。
最後に
なんだか、会社の思惑が感じ取れる、早期退職募集のような気がします。
『こういった社員は残ってほしいが、こういう社員は辞めてほしい』みたいな。
はっきりと、『ガン関係の営業マンは辞めないで。その他の営業マンは、サッサと辞めて!』なんて、言えませんからね。
だんだん、恐ろしい時代になってきました。
入社してからの人事配置によって、クビきりされやすいか、そうでないか。
それが、決まってしまうかもしれないわけですね。
まあ、あまり無理をせず、宮迫さんみたいに引退するのも、ひとつの生き方かもしれませんよ。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。