世帯年収560万円だったら住宅ローンはいくら組むことが出来るか?

 

こんにちは。たかです。

今の日本の世帯年収の平均値は、約560万円だそうです。

これは平均値ですので、多くの世帯が、このくらいの年収があるわけではありません。

たとえば、年収3000万円が1世帯、残りの9世帯の年収が200万円だったら、この10世帯の平均年収は480万円になります。

年収200万円の家庭からすれば、『そんなに多くない!』って思いますよね。

なので、平均値って、あまり参考になりません。

いちばん参考になるのは、『中央値』ですよね。

では、今の日本の世帯年収の中央値は、いくらくらいなんでしょうか?

厚生労働省の発表によれば、世帯年収の中央値は約430万円なんだそうです。

ですので、このくらいの世帯年収のご家庭が、いちばん多いのかもしれません。

今日、こんな記事を見ました。

『30歳貯金160万円。4000万円の家を建てたいが資金に不安』です。

このご家庭の世帯年収は、約560万円です。

日本の平均値に近いご家庭ですね。

では、4000万円のローンを組めるんでしょうか?

考えてみたいと思います。

登場するご家庭は?

旦那さん31歳、奥さま30歳、お子さん1歳の3人家族です。

月の収入は、旦那さんが23万円、奥さま6万円です。

ってことは、月に29万円の収入があるってことです

さらに、ボーナスは年に100万円あるようです。

現在の貯金は、160万円です。

支出は?

このご家庭の支出は、こんな感じです。

・家賃:6万1500円

・車両:1万円

・食費:4万円

・光熱費:3万円

・通信費:2万4000円

・趣味娯楽:1万円

・おこづかい:2万円

・その他もろもろ

合計すると、26万5500円になります。

月の収入が29万円ですから、2万5000円ほど毎月貯金していることになります。

みなさんなら、4000万円の住宅ローンを組んで、家を建てますか?

4000万円フルローンだったら?

このご家庭は、貯金が160万円ですので、4000万円の家を建てるなら、ほぼ4000万円のフルローンになります。

仮に、借入金額4000万円、返済期間35年、ボーナス払いなし、金利1%で計算してみます。

すると、月の支払いは、11万3000円になります。

今の家賃が6万1500円ですので、さらに、5万1500円支払いが増えることになります。

そうなると、毎月赤字家計になってしまいます・・・

ん~、どうやら、今の状況では、4000万円の住宅ローンは組めそうにありませんね。

いくらなら払える?

では、いくらなら、無理なくローンを払う事が出来るでしょうか?

仮に、条件を同じにして、借入金額を3000万円にしてみます。

すると、月の支払いは、8万5000円になります。

ってことは、今より、2万3000円ほど支払いが多くなります。

毎月2万5000円を貯金していますので、なんとかなるかもしれません。

でも、お子さんの学費等が増えてくれば、破産する可能性が高いですね。

では、借入金額を2500万円にしたら、どうでしょうか?

これなら、月の支払いが、7万1000円で済みます。

今より、約1万円支払いが増えるだけです。

これなら、なんとか行けそうな気がします。

もしかしたら、ここが、借り入れできる限界かもしれませんね。

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最後に

世帯年収560万円ならば、多額の住宅ローンを組むのは、危険性が高いですね。

奥さまの収入を増やすか、支出をカットするか、あるいはその両方が必要になるでしょう。

我が家は、妻にパートをしてもらいました。

しかも、時給のいい職場で、長時間労働です。

ホントに申し訳なかったのですが、僕の安月給では、仕方ありませんでした。

さらに、節約もしました。

子供たちも、近所の公園で遊ばせていましたね・・・しかもお弁当持って。

できるだけ、お金のかからないように、工夫していたつもりです。

なかなか、マイホームを持つのって、大変ですよね。

それならば、無理をせず、安い賃貸アパートに住んだ方が良くないですかね?

そして、老後に狭い、安い家を購入する。

そちらの方が、精神的ストレスを感じなくていいかもしれません。

今後、サラリーマンは、リストラの嵐に巻き込まれる可能性も高いですから・・・

本日も最後までお付き合いありがとうございました。