こんにちは。たかです。
50歳を過ぎてくると、『会社、辞めたいな・・・』なんていう気持ちが出てきますよね。
僕なんか、45歳くらいから、ずっと思っていました。
それから4年後には、ホントに、会社辞めちゃいましたが・・・
さて、今日、こんな記事を見ました。
『「仕事を辞めたい」と口にする夫、老後の生活費が足りるか不安』です。
奥さまとしては、旦那さんが、そんなこと言い出したら不安でしょうね。
妻も同じようなこと言っていました。
『あんたが仕事辞めたら、どうやって、ご飯食べていくの!』って。
さて、この旦那さんは、ホントに仕事を辞めることは出来るんでしょうか?
登場するご家庭は?
旦那さん52歳、奥さま49歳、お子さんはいらっしゃいません。
月の収入は、旦那さん26万円、奥さま5万円です。
さらに、実家をリフォームし、人に貸しているようで、月に7万円の家賃収入があるようです。
合わせれば38万円になります。
一方、ボーナスは、無いようですね。
年金は、夫婦2人で月10万円くらいなんだそうです。
もっと、ありそうですけどね・・・
貯金は約300万円、外貨建て個人年金保険に1800万円あるようです。
合わせて、2100万円の資産があることになります。
支出は?
では、支出はどうでしょうか?
・住居費:8万円
・食費:6万円
・水道光熱費:2万円
・保険料:8.5万円
・通信費:1万円
・車両費:0.5万円
・お小遣い:2万円
・その他:3万円
合計すると、約31万円になります。
月の収入が38万円ですから、月に7万円を貯金しているようです。
さらに、保険料のうち、6万円は外貨建て個人年金保険なので、その分は、貯金をしていることになりますかね。
では、旦那さんは、いつまで働く必要があるんでしょうか?
今すぐ辞めたら?
仮に、今すぐ辞めたらどうなるでしょうか?
ここで、外貨建ての個人年金保険は、やめることにします。
すると、月の支出は31万円ー6万円=25万円ってことになります。
月の収入は、奥さまのパート代と家賃収入だけになります。
そうなると、25万円ー5万円ー7万円=13万円を毎月、貯金から切り崩すことになります。
年間では、13万円×12か月=156万円が貯金から無くなっていくわけです。
ってことは、2100万円÷156万円=約13年で、貯金は底をつきそうです。
ちょうど、旦那さんが65歳になります。
年金は10万円ですので、ちょっと、生活するには厳しいですかね・・・
あと8年働いたら・・・
もし、旦那さんが60歳まで働いたら、どうなるでしょうか?
月の貯金額は7万円ですので、7万円×12か月×8年=約680万円の貯金が出来ます。
さらに、外貨建ての個人年金保険をやめますので、その分を貯金出来ます。
6万円×12か月×8年=約580万円になります。
ってことは、貯金は、2100万円+680万円+580万円=約3300万円になります。
しかしながら、65歳まで、あと5年あります。
奥さまも仕事を辞めたとしたら、収入は家賃収入のみです。
ってことは、貯金から切り崩すお金は、25万円ー7万円=18万円になります。
年間では、18万円×12か月=216万円になります。
そうなると、65歳までに貯金から切り崩すお金は、216万円×5年=1080万円になります。
65歳時点の貯金額は、3300万円-1080万円=2220万円ってことになります。
65歳以降の月の収入は、年金の10万円と家賃収入の7万円になります。
ってことは、貯金から切り崩すお金は、25万円ー10万円-7万円=8万円ってことになります。
年間では、8万円×12か月=96万円です。
そうなると、2220万円÷96万円=約23年は生きることが出来そうです。
旦那さんは、88歳まで生きることが出来そうですね。
最後に
どうやら、旦那さんは、あと8年は働かないといけないかもです・・・
あるいは、生活費をグッと抑えるか。
食費と家賃を抑えることが出来れば、もっと、楽になるかもしれません。
そして、奥さまが、もっと働いてくれたら・・・
そうすれば、かなり楽になると思いますが。
まあ、それは難しいかもしれませんね。
年金額が、もう少し多かったら、なんとかなると思うんですがね・・・
やっぱり、年を取ったら、年金って、大事な収入源だと感じました。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。