こんにちは。たかです。
老後2000万円問題って、話題にならなくなりましたね。
今はコロナ一色です。
ですが、コロナウイルスの拡大で、世界経済はめちゃくちゃになっています。
老後にもらえるはずの年金にも、影響が出そうな感じです。
さて、今日、こんな記事を見ました。
『51歳、Uターンして正社員になれましたが、給料は少なく、貯金も900万円しかありません』です。
51歳で貯金900万円。
しかも、給料は安い。
ちょっと、不安かもしれませんね。
でも、まだ、10年くらいは働けるかもしれません。
では、老後資金はどのくらいになるのか、考えてみたいと思います。
登場する方は?
51歳の独身女性です。
月の収入は14万円、年間のボーナスは20万円あるようです。
貯金は、タイトルに書いてあるとおり、900万円お持ちのようです。
年金は、年間で135万円もらえるそうです。
支出は?
一方、支出はどうなんでしょうか?
・住宅費:4万4000円
・車両費:8000円
・食費:2万2000円
・光熱費:1万円
・通信費:3000円
・趣味娯楽:2万7000円
・雑費:3000円
・保険料:3000円
合計すると、12万円になります。
月の収入は14万円ですから、14万円ー12万円=2万円を貯金することが出来ます。
年間では、24万円ってことになります。
ボーナスからは、ほぼ貯金されていないようです。
65歳まで働くことが出来たら?
仮に、年金の支給が開始される65歳まで働くことが出来れば、いくら貯めることが出来るでしょうか?
現在51歳ですから、あと14年は働くことが出来ます。
ってことは、24万円×14年=336万円を貯めることが出来そうです。
現在の貯金が900万円ありますので、65歳時点の貯金は、900万円+336万=1236万円ってことになります。
これが、この女性の老後資金ってことになります。
何歳まで生き延びれるか?
65歳からは、年金生活が始まります。
年金は、年間で135万円ですから、月に約11万円になります。
月の生活費は12万円ですから、毎月1万円の赤字になります。
年間では、12万円の赤字です。
これを貯金から切り崩すことになります。
ってことは、1236万円÷12万円=103年で底をつくことになります。
老後資金としては、十分すぎる金額かも知れませんね。
年金支給開始まで働けなかったら?
もし、60歳までしか働けなかったら、どうなるでしょうか?
60歳まで、あと9年しかありません。
なので、これから貯金できる金額は、24万円×9年=216万円ってことになります。
現在の貯金と合わせれば、900万円+216万円=1116万円になります。
60歳から65歳までは、無収入になりますので、貯金を切り崩して生きていくことになります。
月の生活費は12万円ですから、年間では12万円×12か月=144万円になります。
5年分では、144万円×5年=720万円になります。
ってことは、65歳時点での貯金は、1116万円ー720万円=396万円になります。
65歳からは年金をもらいながらの生活です。
生活費の不足分は、年間で12万円ですから、396万円÷12万円=33年で底をつきそうです。
65歳+33年=98歳までは、なんとか生き延びることが出来そうですね。
最後に
今回、登場された女性は、年金支給開始まで、無収入期間が5年間あったとしても、何とか生き延びれるようでした。
ちょっと、危なっかしいですが・・・
そのポイントは、やはり、『生活費が安い!』ってことでしょうね。
さらに言えば、『年金で生活できるレベルにしている』ってことでしょうか。
こうやれば、大きな貯金が無くても、生きていけるんですね。
ただし、今後、年金がいくらになるのか分かりません。
3割カット、4割カットなど、いろんな話を耳にします。
ここをちゃんと保証してくれたら、老後も安心なんですがね・・・
みなさんは、年金の範囲内で生活出来そうですか?
僕は今、そうできるように、訓練中であります。
ですが、あと少し、節約が必要ですかね・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。