こんにちは。たかです。
今日、こんな記事を見ました。
『57歳貯金900万円。賃貸住宅のまま老後を迎えるのが不安』です。
たしかに、年を取って年金生活になった時、賃貸生活だと家賃が必要になります。
多額の年金や貯金があるのなら大丈夫でしょうが、そうでなければ不安になりますよね。
この記事に登場するご家庭は、貯金900万円のようです。
老後に必要なお金は2000万円とも言われています。
さて、賃貸でも老後は大丈夫なんでしょうか?
ちょっと、考えてみました。
登場するご家庭は?
旦那さん59歳、奥さま57歳、会社員のお子さんがいらっしゃいます。
月の収入は、旦那さんが23万円、奥さまが10万円です。
合わせれば、月に33万円の収入があります。
ボーナスは、年間で50万円あるそうです。
貯金は、投資も合わせれば、約900万円お持ちのようです。
公的年金は、月に18万円くらいを予定しているようです。
支出は?
一方、支出はどうなんでしょうか?
・家賃:8万2000円
・自動車ローン:1万1000円
・車両費:3万4000円
・食費:4万円
・光熱費:2万1000円
・通信費:3万円
・趣味娯楽:8000円
・こづかい:3万円
・雑費:2万1000円
・保険料:1万7000円
合計すると、約30万円になります。
月の収入は33万円ですから、33万円-30万円=3万円を貯めることが出来ます。
年間では、3万円×12か月=36万円です。
さらに、ボーナスから40万円を貯金をしているようです。
すると、年間では、36万円+40万円=76万円を貯金することが出来ます。
65歳まで働いたら?
仮に、旦那さんが65歳まで働いたとします。
現在59歳ですから、あと6年は働くことが出来ます。
すると、その6年間で、76万円×6年=456万円を貯めることが出来ます。
今の貯金を合わせれば、900万円+456万円=約1350万円になります。
65歳から年金生活
65歳からは、年金生活を始めたとします。
月の生活費は、約30万円です。
月の年金額は約18万円ですから、30万円-18万円=12万円が不足することになります。
年間では、12万円×12か月=144万円不足するわけです。
これを貯金から補填すると、1350万円÷144万円=約9年くらいで貯金は底をついてしまいます。
ってことは、65歳+9年=74歳で無一文になってしまうわけです。
ちょっと、きびしいですかね・・・
いくら切り崩せるのか?
では、考え方を変えてみたいと思います。
65歳時点で1350万円の貯金があります。
仮に90歳まで生きたとすれば、年間にいくらずつ切り崩すことが出来るんでしょうか?
計算してみると、年間で切り崩すことが出来る金額は、1350万円÷25年=54万円です。
月にすれば、54万円÷12か月=約4万円です。
ってことは、月の年金18万円と貯金からの補填4万円で生活すればいいわけです。
なので、18万円+4万円=22万円で生活しないといけません。
現在の月の生活費は30万円ですから、あと8万円をカットしないといけません。
これは、なかなか、きびしいかもしれませんね・・・
最後に
やはり、家賃を払うとなると、月の生活費は高くなりますね。
ですが、今後、公的年金はどんどん減っていくでしょう。
そうであるならば、老後も賃貸生活をするのであれば、ある程度の貯金をしておかないと、きびしくなります。
若い時から、家を買ったと思って、その分を貯金しておく必要があるかもしれません。
あるいは、出来る限り、働き続けるか・・・
ん・・・家って、大変ですよね。
国が安い公営住宅を作ってくれればいいんですが・・・
みなさんは、老後のお住まいを、どうしますか?
本日も最後までお付き合いありがとうございました。