年金10万円で老後大丈夫か?ポイントは、これがあるかどうか。

 

こんにちは。たかです。

このブログを見てくださる方は、30代・40代の方が多いので、あまり老後のことって、気にしてないかもしれません。

ですが、30代くらいから、少しずつでも準備しておいたほうがいいと思います。

僕は、あまり考えていなかったので、若干、後悔しているところがありますので・・・

さて、今日は、こんな記事を目にしました。

『手取り月18万 、老親を抱えた45歳独身の老後を好転させる方法』です。

どうやら、貯金額、公的年金額を見て、老後が心配になった方の話しのようです。

では、どんな内容なのか、書いてみたいと思います。

登場する方は?

45歳の独身女性です。

70歳の母親と一緒に暮らしているようです。

月の収入は約18万円、ボーナスは年間で45万円ほどあるようです。

貯金は、約700万円お持ちのようです。

公的年金は、月10万円ほど。

ん・・・ちょっと、心配になりますかね。

ですが、持ち家に住んでいらっしゃいます。

ただし、老朽化しているようなので、賃貸に住み替えようと考えているようです。

さらに、70歳からは、個人年金が840万円、がん保険118万円、医療保険140万円が戻って来るそうです。

トータルで、約1100万円が入ってくるわけですね。

支出は?

一方、支出はどうなんでしょうか?

・住居費:3万2000円

・食費:3万円

・水道光熱費:1万5000円

・保険料:2万7000円

・通信費:5000円

・お小遣い:2万5000円

・その他:1万5000円

合計すると、約15万円になります。

月の収入は18万円ですから、18万円ー15万円=3万円を貯金することが出来ます。

年間では、3万円×12か月=36万円になります。

ボーナスは、年間で20万円を貯金しているようです。

ってことは、年間では、36万円+20万円=56万円を貯金していることになります。

では、この状況だと、老後はどうなってしまうんでしょうか?

60歳まで働いたら?

仮に、60歳まで働いたとします。

すると、あと15年ありますので、56万円×15年=840万円を貯めることが出来ます。

現在の貯金が700万円ありますので、700万円+840万円=1540万円が、60歳時点の貯金額になります。

60歳から65歳まで、貯金を切り崩して生活します。

月の生活費は15万円ですから、15万円×12か月×5年=900万円が無くなってしまいます。

ってことは、1540万円ー900万円=640万円が、65歳時点の貯金です。

65歳からは、年金をもらいながら生活します。

年金額は月に10万円、生活費は15万円ですから、毎月5万円の赤字です。

年間では、5万円×12か月=60万円です。

5年後の70歳までには、60万円×5年=300万円かかります。

ってことは、貯金額は、640万円ー300万円=340万円に減ってしまいます。

ですが、70歳からは、1100万円が入ってきますので、1100万円+300万円=1440万円になります。

何歳まで生きれるか?

この1440万円で、何歳まで生き延びられるか?

年間の赤字額は60万円ですから、1440万円÷60万円=約24年は生き延びられそうです。

ってことは、70歳+24年=94歳までは、大丈夫かもしれませんね。

ですが、老朽化したマンションを売り払い、賃貸に住んだらどうなるでしょうか?

仮に7万円の賃貸に住んだとします。

現在、管理費が3万2000円かかっていますので、約4万円ほど、住居費がUPします。

すると、月の生活費は、15万円+4万円=19万円になってしまいます。

月の収入は18万円ですから、毎月1万円の赤字。

年間では、12万円の赤字になります。

ボーナスから20万円貯金していますが、赤字を補填すれば、8万円しか貯金できなくなります。

これを、60歳までの15年間やったとしても、8万円×15年=120万円しか貯金できません。

60歳時点の貯金は、700万円+120万円=840万円ってことになります。

そこから、5年間は、貯金を切り崩して生活します。

月の生活費は19万円ですから、19万円×12か月×5年=1140万円が必要です。

貯金は、840万円しかありませんので、生活出来ませんね。

ってことは、60歳以降も、働かないといけないことになります。

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最後に

こう考えてみると、家賃がかからないっていうのは、老後には、大事なことだと思います。

どんなに老朽化していも、ありがたいものです。

まあ、60歳以降も働けばいいんですが、その時に職場があるとは限りません。

仮にあったとしても、労働環境が悪かったり、人間関係が悪かったり。

お金が無ければ、仕事をやめたくても、やめることも出来ません。

こんな感じになったら、ホントに、心が病んでしまいます。

ボロでもいいので、お金のかからない住み家を準備することは、若いうちから考えておいたほうがいいと思います。

ですが、無理な住宅ローンを組んだりしない方が良いですよ。

本日も最後までお付き合いありがとうございました。