こんにちは。たかです。
みなさんのご家庭には、借金ってありますか?
金融広報中央委員会が公表した『家計の金融行動に関する世論調査』の内容です。
それによると、借入金のある世帯の割合は、前年より0.9ポイント増え41.8%だったそうです。
約半数のお宅は、借金があるってことですね。
平均借入額は、前年より113万円増えて1587万円なんだそうです。
そのうち、住宅ローンは、前年より49万円増えて1399万円になっているみたいです。
借金のほとんどは、住宅関係ってことなんでしょうか?
さて、今日こんな記事を目にしました。
『夫は56歳、住宅ローンは3000万円弱残っています』です。
ん~、定年まで、あと4年です。
借金が3000万円。
ちゃんと、返せるんでしょうか?
登場するご家庭は?
旦那さん56歳、奥さま44歳、お子さんはいません。
月の収入は、旦那さん35万円、奥さま6万円ですので、世帯としては41万円の収入があります。
ボーナスは、年に200万円もあるようです。
貯金は、投資も含めれば、870万円あるみたいです。
年金額は、旦那さん205万円、奥さま58万円のようです。
支出は?
このご家庭の支出は、こんな感じです。
・住宅コスト:10万8000円
・車両費:3万2000円
・食費:7万円
・光熱費:1万7000円
・通信費:1万4000円
・趣味娯楽:1万4000円
・こづかい:2万8000円
・雑費:1万4000円
・保険:4万5000円
合計すると、34万2000円になります。
月の収入が41万円ですから、41万ー34万2000円=6万8000円の貯金が出来ますね。
さらに、ボーナスからは、100万円の貯金をしているそうです。
現在、住宅ローンが3000万円ほどあるようですが、完済の予定は、79歳なんだそうです。
みなさんは、支払っていけると思いますか?
60歳の時の貯金はいくら?
旦那さんが定年まで、あと4年あります。
それまでに、いくら貯金が出来るでしょうか?
月の貯金が6万8000円ですから、年間では、6万8000円×12か月=81万6000円になります。
それに、ボーナスからの貯金100万円を加えると、181万6000円になります。
それが、4年間ですので、181万6000円×4年=約726万円の貯金が出来るようです。
さらに、退職金が1700万円出るんだそうです。
それに、現在の貯金を合わせてみると、726万円+1700万円+870万円=約3300万円になります。
これが、60歳時点での貯金額になりそうです。
生き延びれるか?
60歳から65歳までは、貯金のみで生きていきます。
ってことは、34万2000円×12か月×5年=約2050万円が必要になります。
そうなると、65歳時点の貯金額は、3300万円ー2050万円=1250万円という事になります。
ここから、旦那さんの年金205万円で生きて行けば良いわけです。
年の生活費は、34万2000円×12か月=約410万円かかります。
年金だけでは、約200万円、足りませんね・・・
貯金を切り崩していくと、1250万円÷200万円=約6年で底をついてしまいます。
旦那さんが71歳の時に、貯金ゼロってわけです。
どうやら、住宅ローンを支払いながら、生き延びることは、出来そうにありませんね。
対策はあるのか?
対策は、『収入を上げるか?』、『支出を減らすか?』ですよね。
あるいは、その両方になります。
今回の場合、60歳時点の貯金が約3300万円ありますので、一括返済することができます。
ただし、貯金はほぼゼロになりますので、働くしかありません。
そして、65歳になれば、年金の範囲内で生きていくしかないでしょうね。
その為には、生活コストを抑えるしかありません。
それが出来なければ、破産することになるでしょう。
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最後に
夫婦2人で、3000万円もするような住宅は必要ありません。
贅沢な家を買ったばかりに、働かなければいけない。
生活コストも抑えないといけない。
そんな生活よりも、安い家を買って、ちょっとゆとりのある生活をした方が良くないですかね・・・
しかも、無職で自由な時間を持つ生活の方が、良くないですか?
今の日本人の借金の多くは、住宅費のようです。
『家を買うのに借金をするのは当たりまえ!』っていうのは、ちょっと、気を付けたほうがいいような気がします。
家は、お金を産み出しませんので、できるだけ、もたない方がいいかもしれませんよ。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。