こんにちは。たかです。
老後2000万円問題って、あまり見かけなくなりました。
先日、ちょっとだけ、記事を見かけたくらいです。
もう、忘れ去られたんでしょうかね・・・
ところが、今日、こんな記事を目にしました。
『「老後に2000万円」はたった1年で40%ダウンし「老後に1200万円」に縮小していた怪』です。
たったの1年で、40%も老後に必要なお金が減ったんですかね?
ってことは、来年あたりは、『老後に500万円』なんてことになっているのかも。
さて、どういった内容だったか?
老後2000万円問題とは?
みなさんは、よくご存じだと思いますが、ちょっとだけ、おさらいしておきたいと思います。
『老後に必要なお金は2000万円ですよ!』と、2019年に金融庁から発表されたんですね。
この根拠は、こんな感じです。
夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職の世帯は、月に26万3717円を消費しているそうです。
一方、収入は、20万9198円なんだそうです。
その差は、26万3717円ー20万9198円=5万4519円になります。
要するに、5万4519円が赤字なわけです。
仮に、95歳まで生きたとすれば、老後は30年あるわけです。
では、年金だけでは、いくら足りないのか?
それは、5万4519円×12か月×30年=約1963万円になります。
なので、『老後は年金だけじゃ、2000万円足りませんよ~』と言っているわけです。
いつの資料なのか?
では、この収入や支出は、いつのデータを用いているのか?
調べてみたら、2017年の家計調査が元データになっているようです。
ん・・・
ちょっと、古いのかな?
ってことで、この記事の中では、2019年の家計調査を元データとして、再度計算しているようです。
その結果は、どうだったのか?
1200万円足りない!
2019年の家計調査によれば、こんな感じになるみたいです。
高齢夫婦無職世帯の支出は、27万929円なんだそうです。
2017年と比べると、7212円増えていますね。
一方、収入はというと、23万7659円だったそうです。
なんと、2017年と比べると、2万8461円も増えているんです。
すると、この収入と支出の差額は、27万929円ー23万7659円=3万3270円になります。
つまり、3万3270円赤字ってことですね。
ってことは、年金だけじゃ足りない額は、3万3270円×12か月×30年=1198万円になります。
約1200万円ってことになります。
2017年のデータで計算すると2000万円足りなかったんですが、2019年のデータを使うと1200万円あれば良いみたいです。
こんな数字、必要ですかね?
最後に
みなさんもお気づきだと思いますが、老後に必要なお金は、人それぞれです。
たとえ、年金やその他の収入がたくさんあっても、それ以上に支出が大きければ、必要な貯金額は大きくなります。
逆に、年金額が少なくても、支出が少なければ、貯金は必要ありません。
要するに、年金の範囲内で生活できるのであれば、貯金を使うことはないかもしれないってことです。
であれば、貯金なんか必要ありません。
大事なことは、自分の生活スタイルにあった必要貯金額を知っておくってことです。
そして、その額を貯めておけばいいだけです。
僕は、70歳で貯金がゼロになります。
その後は、年金と生命保険の解約金で生きていく予定です。
ですが、最近、ちょっと不安になってきたので、積み立て投資を始めました。
資産運用で少しでもお金が増えてくれれば、大助かりですからね。
『老後2000万円問題』に惑わされることなく、しっかりと老後の資産計画を立てることをお勧めしておきたいと思います。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。