こんにちは。たかです。
世の中には、将来のお金のことを不安に思っている方が多いと思います。
『今の貯金で、生きていけるんだろうか・・・』みたいな。
今日、こんな記事を見ました。
『60歳間近で貯蓄1000万円のみ。次男は就職に失敗』です。
老後には、2000万円が必要らしいですからね・・・
登場するご家庭の奥さまは、将来の老後資金を心配しています。
パートに行った方がいいのか?
でも、年を取ったら、働けないかもしれないし・・・
なんて、毎日、お金のことで頭がいっぱいなんでしょう。
さて、どんな家計なんでしょうか?
登場するご家庭は?
旦那さん57歳、奥さま52歳、27歳と22歳のお子さんがいらっしゃいます。
27歳のお子さんは、既に、独立されています。
22歳のお子さんは、就職に失敗し、大学を留年するそうです。
ってことは、あと1年、学費がかかるわけですね。
月の収入は、旦那さんが33万円です。
ボーナスは、年間で35万円あるそうです。
ちなみに、奥さまは専業主婦をされています。
貯金は、1000万円お持ちのようです。
支出は?
では、支出はどうなんでしょうか?
・住宅ローン:6万円
・食費:3万5000円
・光熱費:2万円
・通信費:5000円
・趣味娯楽:2万円
・教育費:9万円
・こづかい:1万円
・雑費:1万円
・保険料:1万円
合計すると、26万円になります。
住宅ローンと教育費でいくら?
お子さんの教育費もあと1年で終わりです。
ってことは、必要になる教育費は、9万円×12か月=108万円ってことになります。
住宅ローンに関しては、あと340万円残っているようです。
すると、教育費と住宅ローンで、108万円+340万円=約450万円あればいいわけです。
これを、貯金から出したとすれば、1000万円ー450万円=550万円が残ることになります。
60歳で仕事をやめたら?
仮に、旦那さんが、会社を60歳で定年退職したとします。
月の生活費は、教育費と住宅ローンを除いた金額になります。
26万円ー9万円ー6万円=11万円ってことになります。
57歳から60歳までの間に、いくら貯金できるか?
月の収入は33万円ですから、毎月、33万円ー11万円=22万円を貯めることが出来ます。
年間では、22万円×12か月=264万円を貯金することが出来るわけです。
定年までの3年間で、264万円×3万円=約800万円が貯まります。
貯金は、550万円でしたので、合わせれば、550万円+800万円=1350万円ってことになります。
さらに、退職金が2000万円あるそうですので、60歳時点の貯金額は、2000万円+1350万円=3350万円になります。
65歳までにいくら使う?
年金支給が始まる65歳までは、貯金を切り崩して生活します。
月の生活費は11万円ですから、11万円×12か月×5年間=660万円が貯金から無くなることになります。
すると、65歳時点での貯金額は、3350万円ー660万円=2690万円になります。
65歳以降は、年金で生活します。
月の生活費は11万円ですから、さすがに、年金で賄うことが出来るでしょう。
ってことは、貯金の2690万円は使わずに死んじゃうかもしれませんね・・・
最後に
こうやって、計算してみると、そんなに不安になることはありません。
当然、リフォームをしたり、家のメンテナンスをすれば、お金はかかります。
ですが、貯金の範囲内でやればいいだけの話しです。
無理することはありません。
あるいは、年を取ってから、介護施設に入ることになるかもしれません。
そうなれば、お金が必要になります。
ですが、病気でポックリ死ぬかもしれません。
なので、あまり、将来のことを細かく心配しても仕方ないと思います。
しっかりと計画を立てて、それに従ってお金を使って行けば良いんじゃないでしょうか?
無暗にお金の心配をして、やりたくもないパートに行くくらいなら、質素に生活したほうが楽しいと思います。
別に、働くことが悪いわけじゃありませんよ。
年を取ってから、『やりたくないことは、やらない方が良い!』と言っているだけの話しです。
だって、時間の無駄じゃないですかね。
あと何年、生きられるか分からないのに、やりたくもないことをやるなんて・・・
ちゃんと計算してみれば、意外と、自由に生きられるかもしれませんよ。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。