生命保険は貯金をするためのものではない。もしもの時に備えるもの。

 

こんにちは。たかです。

みなさんは、生命保険って加入されていますか?

僕は、いくつか保険に加入しています。

『生命保険は必要ない!』なんて言われる方もいらっしゃいます。

たしかに、生きていくのに困らない程度のお金があれば、生命保険なんて必要ありません。

ですが、もし、稼ぎ頭が亡くなってしまった場合、残された家族は、困ってしまいます。

それを、補うのが生命保険だと思っています。

ですので、『困る人』がいなくなれば、基本的には、生命保険は必要ないと思います。

今日、こんな記事を見ました。

『39歳貯金100万円。来年に第3子を希望、資金的に大丈夫でしょうか?』です。

このご家庭の生命保険の入り方について、僕の考えを書いてみたいと思います。

登場するご家庭は?

旦那さん40歳、奥さま39歳、4歳と2歳のお子さんがいらっしゃいます。

月の収入は、旦那さんが約28万円、奥さまが約22万円です。

合わせれば、月に50万円ほどの収入があります。

ボーナスは、年間で85万円くらいです。

ところが、貯金は100万円なんだそうです。

世帯年収は約800万円以上ありますので、この貯金額は、ちょっと少ない感じがします。

支出は?

では、支出はどうなんでしょうか?

・家賃:8万2000円

・車両費:3万3000円

・自動車ローン:2万4000円

・食費:11万円

・光熱費:2万5000円

・通信費:2万円

・趣味娯楽:1万円

・教育費:5万2000円

・こづかい:3万円

・雑費:1万8000円

・保険料:9万5000円

・予備費:2万円

合計すると、約52万円になります。

月の収入が約50万円ですから、毎月2万円ほど赤字になっています。

ボーナスからの貯金は約10万円ほどのようですので、かなり、ギリギリの家計だと思います。

生命保険の内訳

このご家庭は、9万5000円も生命保険にお金を払っています。

その内訳は、こんな感じです。

・定期保険:1万4000円

・年金型保険:1万円

・共済:1000円

・死亡・医療保険:6000円

・ドル建て養老保険:約6万4000円(584ドル⇒110円換算)

これを見ると、このご家庭は、貯蓄型保険に約8万8000円も支払っていることになります。

ってことは、生命保険会社に、毎月8万8000円を貯めていることになるんです。

ホントは、ちゃんと貯金が出来るご家庭なんです。

でも、貯めているのが、銀行ではなく、生命保険会社になっているんですね。

掛け捨てでいい

もし、今、旦那さんが亡くなったとしたら、経済的に困ってしまいます。

まだ、お子さんも小さいですから、これから、生活費や学費がかかります。

ですので、この時期は、『残された人が困らないようにすること』が大事だと思うんです。

死亡保障を大きくして、『残された人が生活できるお金を残すこと』を考えないといけません。

ですが、それを貯蓄型の保険でやろうとすると、かなり、掛け金が大きくなります。

そうなると、家計に負担がかかってしまいます。

なので、その時は、『掛け捨て』にすればいいんです。

そうすれば、掛け金も少なくて済みますからね。

そして、子供たちも大きくなり、死亡保障が少なくて済むようになった時に、貯蓄型の保険にすればいいと思います。

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最後に

生命保険の掛け捨てって、もったいない気もしますよね。

だって、何にも起こらないのに、毎月数千円支払わないといけないわけですから。

でも、それをケチって、貯蓄型にすれば、もっと損をするかもしれません。

貯蓄型の保険は、たしかにお金は貯まっていますが、『満期まで払ったら』の話しです。

途中でやめれば、支払ったお金より、少ない金額しか戻ってきません。

ですので、貯蓄型の保険に入る際には、『最後まで払い続けられるか?』を考えたほうがいいですね。

もし、途中で払えなくなれば、解約せずに『払い済み』にする方法もありますが。

生命保険貧乏にならようにしたいものです。

本日も最後までお付き合いありがとうございました。