こんにちは。たかです。
数か月前に、経団連の会長さんや、大企業の社長さんが、『終身雇用はむずかしい』とコメントをしました。
現実的には、終身雇用制度は崩壊しています。
現に、『早期退職優遇制度』が出され、多くのサラリーマンが職を失っています。
ですが、社員の多くは、『何ごとも無ければ、定年まで働くことが出来る』と思っているんじゃないでしょうか?
僕は、『終身雇用制度』に関しては、必要だと思っています。
でも、その考え方は、ちょっと時代遅れなのかもしれません・・・
こんな記事を見ました。
『「終身雇用制度」と「年功賃金制」は本当に必要か?』です。
僕にとっては、ちょっとびっくりする内容でしたので、僕の考えを書いてみたいと思います。
終身雇用制度は必要か?
この記事は、アンケートを基に書かれています。
そのアンケートは、450名と小規模なんですが、参考程度にはなると思います。
さて、どんな結果だったか?
『終身雇用制度は必要だと思うか?』との問いに、こう答えています。
『必要』と答えたのは、全体の45.7%、『必要ない』と答えたのは54.3%だったようです。
半数以上の人は、終身雇用制度は、必要ないと思っているんですね・・・
おどろきでした。
では、『必要ない』と答えた人の意見は、どういったものなんでしょうか?
若い世代が多いのかもしれない
『必要ない』と答えた理由は、こんな感じです。
①能力よりも年功序列での評価になりやすく、そのデメリットが大きすぎる
②企業成長のためには新陳代謝は必要
③副業や転職、キャリアの方向性を自分で自由に変えられる仕組みの方が現代的
いずれも、30代の男性の意見なんですがね。
もしかしたら、若い世代ほど、必要ないと思っているのかもしれません。
僕は、この理由を見て、ちょっと違和感を感じました。
だって、①に関しては、終身雇用が悪いのではなく、年功序列が悪いんじゃないでしょうか?
終身雇用でも、評価に勤務年数なんか加味しなければ、良いだけの話しです。
若くても、抜擢されるような感じなら、文句出ないんじゃないでしょうか?
②の企業の新陳代謝は必要だと思います。
ですので、働きの悪いおっさん社員の評価を下げ、給料は抑えて、能力のある若手を抜擢して行けば良いんじゃないですかね。
③なんか、副業や転職は、個人が好きにやればいいだけのことです。
終身雇用だから、副業はダメとか、転職をしてはいけないなんて、誰も言っていないと思うんですが。
終身雇用をしないという事は・・・
僕は、49歳という年齢になり、分かったことがあります。
それは、『会社は、おっさん達には辞めてほしい!』って思っているという事です。
なので、どんなに能力があっても、あまり必要ではないのです。
会社が必要とする『おっさん社員』は、かなりのハイレベルでないといけません。
ハッキリ言って、そんなおっさんは、ほとんどいません。
もし、『終身雇用をしない。定年もない。ダメになったら、辞めてもらう!』ってなったら、50代の社員は、ほとんどクビきりです。
『定年60歳』ってなっているから、なんとかそこまで、雇ってくれているだけの話しです。
それを、ひっくり返したら、多くの人は、困ると思うんですがね・・・
最後に
僕は、終身雇用制度は必要だと思います。
ですが、年功序列の昇進や給与体系は、いらないと思います。
能力がある人が昇進し、高いお給料を貰えばいいと思います。
でも、仕事のできないおっさんだって、人権くらいはあります・・・
クビにしてはいけないと思いますがね。
ダメダメな社員なら、新入社員並みのお給料に下げたらいいんです。
でも、雇用は守る。
生活の基盤だけは、守ってほしいと思うんですが、そんな甘い考えは、時代遅れなんでしょうね・・・
やっぱり、早めにサラリーマンを辞めて、正解だったかな?
本日も最後までお付き合いありがとうございました。
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