こんにちは。たかです。
金融庁が発信した『老後に2000万円不足問題』は、まだまだ、盛り上がっているようですね。
東京の方では、デモが開かれたそうです。
2000人もの人が集まったと報道されていましたが・・・
ん~、どこまで、本気なんでしょうかね?
まさか、デモには参加しているけど、『年金保険料は払ってません!』なんて人はいませんよね~。
中には、高校の社会科の先生も参加していたようです。
『生徒から「年金は大丈夫か」と尋ねられても答えに窮する。政府はごまかさず、議論のきっかけにすべきだ』って言っていたらしいです・・・
デモに参加する前に、まずは、ご自分で年金制度について、勉強された方がいいのではないかと思ってしまいました。
さて、テレビでよくお見かけする辛坊治郎さんが、こんな事を言っているみたいです。
『国民年金受給者は老後5000万円足りない!』って。
ホントなんでしょうか?
まあ、僕は厚生年金をかけていましたので、当てはまらないんですが、ちょっとだけ計算してみました。
国民年金の満額でいくらか?
国民年金保険料を、20歳から60歳までの40年間、しっかり払い込めば、年間で約78万円が支給されます。
月にすれば、約65000円くらいでしょうか?
夫婦であれば、月に130000円もらえることになります。
まあまあのお金になりますね。
ちなみに、今の国民年金の保険料ですが、毎月16410円支払います。
もし、この金額を40年間、払ったとしたら、総額いくらになるか?
16410円×12か月×40年間=787万6800円になります。
かなり払い込みますね・・・
では、取り戻すには、何年間、国民年金をもらえばいいのか?
787万6800円÷78万円=10.098年です。
ってことは、約10年間、国民年金を貰えれば、元は取り戻せそうです。
国民年金だけだったら、いくら貯金が必要なのか?
65歳以上の夫婦の月の生活費は、約26万円でした。
ですので、国民年金だけの夫婦は、26万円ー13万円=13万円が不足することになります。
年間では、13万円×12か月=156万円足りないってことになりますね。
これが、30年間だとすれば、156万円×30年=4680万円が不足する計算になります。
まあ、辛坊さんのご指摘のとおり、約5000万円が足りないってところですかね・・・
ん~、65歳の時に、5000万円を準備しておくのは、かなり大変かもしれません。
ですが、自営業の方は、僕らサラリーマンより、収入が高い方も大勢いらっしゃいます。
しかも、65歳で定年することはありませんし、クビになることもありません。
あるいは、転職することもないでしょうから、中にはサラリーマンよりも恵まれた方もいらっしゃるかもです。
最後に
年金だけで生活することは出来ません。
『だったら、必要ない!』なんて乱暴なことを言う方もいるようなんですが、年金がないと生きていけません。
それこそ、生活費の全額を準備することなんて、不可能ですから。
要は、『老後までに如何に貯金を増やせるか?』『老後の生活費をどれだけ抑えられるか?』『老後にどれだけ稼げるか?』
この3点が、国民が出来る最大の努力じゃないでしょうか?
政治家の方にも、正直に、年金の現状と今後について、丁寧に説明してほしいものですね。
国民は、バカではないので、ある程度は理解できると思うのですが・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。