こんにちは。たかです。
僕は、築26年の家に住んでいます。
住宅ローンも終わり、メンテナンスは必要ですが、家賃は必要ありません。
ですから、月の生活費は安く抑えられています。
ですが、妻は、時々、こんなことを言いだします。
『老後は、この家と車を売って、都心部に住みたいね!』って。
まあ、高齢になれば、交通手段のいい場所に住みたいという気持ちはよく分かります。
でもなぁ・・・
立地のいい場所なら、かるーく家賃10万円は超えますからね・・・
そんな中、こんな記事を目にしました。
『定年で自宅を売り、賃貸に引っ越して“地獄”を見た夫婦の末路』です。
さて、どんな地獄を見たんでしょうかね?
登場するご家庭は?
築30年の持ち家に住んでいた70歳のご夫婦です。
収入は、年金のみ。
とはいえ、夫婦2人で20万円もらっているようです。
このくらいもらえるといいんだけどなぁ・・・
貯金は、60歳の定年時には、3000万円あったそうです。
ですが、海外旅行に行ったり、子供が家を購入する時に、頭金を出してあげたりしたそうです。
その結果、70歳前で、貯金が2000万円まで減ってしまったらしい。
ちょっと、生活レベルを上げすぎじゃないですかね・・・
このままでは、老後資金が足りなくなると思い、自宅を約2000万円で売却したそうです。
なので、70歳時点では、4000万円の貯金になったわけです。
ただし、家は失ってしまいましたが・・・
さて、これで、老後の生活は安心できるんでしょうか?
支出は?
このご夫婦は、自宅を売却し、家賃13万円の家に移り住みます。
家賃の中には、管理費1万円、駐車場代2万円が含まれています。
その他の生活費は、月26万円なんだそうです・・・
ん・・・家賃抜きで、26万円って、すごいですね。
なので、月の支出は、13万円+26万円=39万円になるんです。
ってことは、収入は20万円ですから、39万円ー20万円=19万円の赤字ってことになります。
年間では、19万円×12か月=約230万円の赤字になります。
貯金は4000万円ですから、4000万円÷230万円=約17年で貯金は底をついてしまうんです。
その時の年齢は、70歳+17年=87歳です。
ん・・・家を売ったからって、老後は安心とは言い切れませんね。
売却しなかったら・・・
もし、売却しなかったら、どうなったでしょうか?
月の生活費は26万円、年金は20万円ですから、月の赤字額は6万円です。
年間では、6万円×12か月=72万円ってことになります。
貯金は2000万円あったわけですから、2000万円÷72万円=約27年は生きることが出来ます。
ってことは、70歳+27年=97歳です。
ん・・・どう考えても、家は売らない方が良かったと思いますがね。
最後に
やはり、『老後は支出を如何に抑えるか?』が大事になりますね。
できれば、家賃は払いたくないですね・・・
このご夫婦の場合、さらに、生活費を切り詰めれば、年金20万円で生活可能だと思います。
だって、家賃がいらないわけですからね。
そうすれば、貯金を切り崩すことはありません。
70歳時点で、2000万円の貯金があれば、不安になることなんかありません。
定年後、ちょっと、生活レベルを上げてしまったのが、間違いだったかもしれませんね。
どんなにボロでもいいので、家賃のかからない終の棲家を準備したほうが、僕はいいんじゃないかと思っています。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。