こんにちは。たかです。
今日も朝から、『老後は2000万円不足?』みたいなタイトルでテレビ番組が放送されていました。
6月の初めに、金融庁が報告書を提出したみたいですね。
その中身を見ると、年金だけでは生活できない。
不足するお金は、約2000万円ってことになっています。
ホントに、そうなんですかね?
ちょとだけ、確認してみました。
老後の生活費は?
金融庁の報告書を見てみると、こんなスライドが出ています。
ちょっと、見にくくてすみません。
高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の実収入と実支出の表です。
実支出を見てみますと、総額が約26万円になっています。
結構、使っていますよね。
では、内容を確認してみたいと思います。
実支出の欄の一番左端の濃い黄色は、『食費』を表しています。
食費に、約65000円かかっています。
いかがですか?
我が家は、育ち盛りの子供が2人いた時でも、こんなにはかかっていませんでした。
もしかしたら、買い物ものに行けなくなって、宅配を利用しているかもしれませんけど。
ですが、多くの高齢者の方は、健康志向の高まりで、安全性の高い、高価な食材を購入しているんじゃないでしょうかね?
僕の感覚からすれば、あと20000円くらいは、安くすることが出来そうです。
それから、右から2番目の青色は、『その他の消費支出』を表しています。
その額、約55000円です。
何に使っているんでしょうかね?
お小遣いでしょうか?
右から3番目の紫色は、『教育娯楽』なんですが、約25000円となっています。
これが、お小遣いに該当するでしょうから、この55000円はかなり削減することが出来そうです。
おそらく、あと5万円は支出を抑えることが、出来るんじゃないでしょうかね?
ってことは、生活費は約20万円あれば、大丈夫ってことになります。
老後の収入は?
一方、実収入を見てみます。
年金だけの収入は、約19万円となっています。
しかし、これは、今の年金収入ですので、今後はどうなるか分かりません。
所得代替率が下がれば、年金受給額も下がります。
今の年金額の2割くらい下がることは、覚悟しないといけないでしょうね・・・
そうなれば、約15万円くらいになるんでしょうか?
夫婦2人で、月に15万円・・・
ん~、生活苦しいですよね~。
いったいいくら必要なのか?
生活費として、月に約20万円。
収入は、年金だけだと、月に約15万円。
その差額は、約5万円ってことになります。
月に5万円足りませんので、年間にすると、約60万円貯金から切り崩すことになります。
もし、90歳まで生きたとしたら、70歳から90歳までの20年間に、1200万円が必要になります。
ただし、60歳で仕事を辞めてしまったら、70歳までの10年間は、貯金を切り崩して生きなければいけません。
そうなれば、月の生活費が20万円ですので、年間240万円になります。
これが、10年間続けば、2400万円が必要になるってことです。
先ほどの、1200万円と合わせれば、3600万円が必要になります。
ですが、この計算には、介護費を入れてませんので、これに1000万円は上乗せが必要でしょう。
ってことは、60歳時点で4600万円、70歳時点で2200万円が必要になりますね・・・
最後に
ん~、こんな金額、みんな準備出来るんですかね?
もし、出来なかったら、どうなるんでしょうか?
50代の貯蓄の中央値は、約400万円です。
60代でも、約800万円です。
この数字から、2000万円以上の貯蓄をするなんて、無理じゃないですかね・・・
ってことは、どうするか?
年金で生活できるようにするしかありません。
月に15万円以下で生きることが出来れば、貯金なんかいりませんから。
我が家では、現在、15万円で生活できるように、訓練中であります。
今度、我が家の家計簿を公表してみたいと思います。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。