こんにちは。たかです。
僕は約26年間、営業マンをやってきました。
いわゆる『商品を売る』仕事です。
営業職を嫌う人もいますが、実は、営業って無理やり商品を買わせる仕事ではありません。
お客さんに、商品を買いたくなるように仕向けるのが仕事です。
納得いくまで商品の説明をしたり、潜在的な必要性をお客さんに伝えることで、商品を納得して買っていただくわけです。
ですので、『お願いします!買ってください!』なんていう営業はありえないんです。(やっている人は多いですけどね)
ですので、商品を買ったときは、喜んでもらえることが多いと感じています。
ところが、こんな時代は、もう終わりに近づいているかもしれません。
営業マンは減少している
こんな記事を目にしました。
『この15年で130万人の営業マンが消滅したワケ』です。
この記事によれば、2000年には468万人いた営業マンが、2015年には336万人にまで減少しているんだそうです。
ん~、そうかもしれませんね。
僕が働いていた業界の営業マンも、かなり減っています。
どの会社もリストラを行っていますからね。
では、なぜ、営業マンが減っているのか?
みなさんは、予想がついていると思いますが。
インターネットによる流通
現代は、物がほしいと思えば、ネットで検索して情報を得ることが出来ます。
ほしい商品の特徴や他の商品との違い、どこで買えば値段が安いかなど、いろんな情報を得ることができます。
営業マンに押し売りされることなく、商品を自分で選ぶことが出来るようになっているんですね。
僕がいた業界でも、ネットで情報を出すようになりました。
そうなると、わざわざ営業マンがお客さんのところに出向いて、商品の説明なんかする必要なくなるんです。
お客さんの方も、僕らに会うための時間を割かなくて済みます。
これからは、どんどん、こんな風に変わっていくんだろうなって感じがしますね。
営業はいらないのか?
ですが、ネットを見れば、すべての情報が網羅できるかといえば、そうはありません。
やはり、都合の悪い事は、ネットには書いていません。
その辺りは、営業マンが伝えないといけない点ですよね。
どんな商品だって、弱点はあるものです。
では、どうするのか?
お客さんの要望時に対応する
今までは、飛び込み営業だったり、ルート営業だったり、お客さんから要望もないのに、訪問していたと思います。
今後は、『お客さんから要望があった時に訪問する』かたちになりつつあると思います。
たとえば、ネットやテレビ広告を見て、詳しく知りたいからとお客さんから事務所に連絡が入ります。
この取次ぎをするのが『営業・販売事務職』っていう方です。
営業・販売事務職の方が対応することもありますが、さらに詳しい情報が必要になれば、営業マンが出動することになります。
そこで、商品説明や商談が始まるわけです。
最近、こんな形に変わってきている職場ありませんか?
僕は実際、こんなやり方をする時もありました。(基本はルート営業でしたが)
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価格:1,404円 |
最後に
お客さんの要望がある時だけ出動するのであれば、営業マンの数は、そんなに必要ありません。
ですので、もし、これが広まるようなことになれば、『営業』という職種はかなり減っていくと感じています。
実際に、僕がいた業界では、過去最低の営業マンの数になりましたからね・・・
『営業は、最後までクビにならない!』なんて言う先輩がいましたが、それは、昔々の話しです。
これからは、真っ先に狙われる職種かもしれませんね。
ん~、やっぱり、辞めておいて良かったかなぁ?
本日も最後までお付き合いありがとうございました。