こんにちは。たかです。
今日、こんな記事を見ました。
『41歳貯金1000万円。老後資金を貯めるため夫にも我慢してもらっていますが……』です。
41歳で貯金1000万円お持ちのようですが、老後に不安を感じているようです。
ですが、もし60歳定年なら、あと20年も貯金できる時間があります。
しかも、お子さんもいませんし、老後に関して、そこまで不安になる必要はないと思うんですがね。
さて、どんなご家庭なんでしょうか?
登場するご家庭は?
旦那さん40歳、奥さま41歳、お子さんはいらっしゃいません。
月の収入は、旦那さんが24万円、奥さまが20万円なんだそうです。
合わせれば、月に44万円の収入があるわけです。
ボーナスは、年間で40万円あるみたいです。
貯金は、1000万円お持ちのようです。
支出は?
一方、支出はこんな感じです。
・住宅費:5万円
・車両費:2万円
・食費:2万5000円
・光熱費:1万5000円
・通信費:2万3000円
・趣味娯楽:1万円
・こづかい:3万円
・雑費:1万円
・保険料:1万6000円
・養育費:1万5000円
・ペット費用:1万円
合計すると、約23万円くらいになります。
月の収入は44万円ですから、44万円ー23万円=21万円を貯めることが出来ます。
年間では、21万円×12か月=約252万円を貯金することが出来ます。
ボーナスからは、5万円くらい貯金しているみたいです。
ですので、252万円+5万円=約260万円くらいは、年間で貯金していることになります。
60歳まで働いたら?
現在、旦那さんは40歳ですから、60歳まで、あと20年あります。
すると、260万円×20年=5200万円を貯めることが出来ます。
今の貯金額は1000万円ですから、合わせると、5200万円+1000万円=6200万円ってことになります。
これが、60歳時点での貯金額になります。
60歳から65歳までは、貯金を切り崩して生活します。
月の生活費は23万円ですから、23万円×12か月×5年=1380万円が必要になります。
これを貯金から切り崩すと、6200万円ー1380万円=4820万円が残ります。
これが、65歳時点での貯金額です。
このご夫婦の年金額は分かりませんが、仮に、月に10万円あったとします。
月の生活費は23万円ですから、生活費の不足額は、23万円ー10万円=13万円になります。
年間では、13万円×12か月=156万円です。
これを貯金から補填するとします。
すると、4820万円÷156万円=約30年で貯金が底をつくようです。
旦那さんが、65歳+30年=95歳までは、生きることが出来そうですね。
これだけあれば、十分じゃないですかね?
いくら必要なのか、いくらずつ貯めるのか?
この調子で貯金をしていけば、老後破産する可能性は、かなり低いですよね。
もちろん、今後、何が起こるか分かりませんので、100%老後破産しないとは言い切れません。
でも、あまりにも将来に不安を持ちすぎるのは、良くないと思います。
では、なぜ、この奥さまは、そこまで不安を感じているのか?
きっと、ライフプランが出来てないからだと思います。
『何歳で仕事を辞めるのか?』
『その時、いくらあれば良いのか?』
『その為には、毎月、いくらずつ貯めないといけないのか?』
などが、把握できていないんじゃないでしょうか?
お金の使い方も大事ですが、貯め方も大事です。
むやみやたらに、お金を貯めこんでも仕方ありません。
だって、死ぬときには、お金は持って行けませんから。
お金って、必要分だけあれば良いんです。
もし、足りなくなったら、その時は働けばいいし、あるいは、誰か(国など)に頼ればいいと思います。
最後に
とはいえ、今の日本は賃金が安いです。
この数十年、賃金は上がっていませんよね。
なのに、物価と税金は、少しずつ上がっている。
これでは、国民の生活は楽になりません。
ましてや、貯金をするなんて、無理かもしれません。
1日も早く、こんな日本から脱出したいですね。
でも、かなり時間がかかりそうな・・・
猛烈に優秀な政治家が現れない限り、このまま続いていきそうな気がします。
であれば、どうするか?
少しずつでもいいので、投資をするしかありませんね。
株・債権・暗号資産などなど。
稼いで貯めるだけでは、限界があります。
お金に働いてもらう。
これをやらないと、まず、生活は楽にならないでしょう。
みなさんは、どう思いますか?
本日も最後までお付き合いありがとうございました。