こんにちは。たかです。
アメリカの株価は、上がったり下がったりして、不安定な状況です。
これは、株価だけではなく、アメリカ債券の利回りも同じような感じです。
この記事を書いている段階では、アメリカ2年国債の利回りは1.490、10年国債の利回りは1.737です。
その差は、0.247しかありません。
通常は、10年国債の方が、2年国債よりも利回りが高いです。
しかし、時として、この利回りが逆転してしまうことがあります。
これを『逆イールド』と言います。
一般的に、逆イールドは景気後退・株価下落の先行指標と言われているようです。
現状、その差は0.247と、あまりありません。
もしかしたら、今年中に逆イールドが発生するかもしれません。
では、この逆イールドが起きてしまったら、株を買っている私たちは、どうしたらいんでしょうか?
今日は、その辺りについて、書いてみたいと思います。
過去の逆イールド
では、過去には、何回、逆イールドが発生しているんでしょうか?
調べた結果、こんな感じです。
◉1989年1月
◉1998年6月
◉2005年12月
◉2019年8月
1980年以降では、4回の逆イールドが発生しています。
では、その後、株価はどうなっているんでしょうか?
【逆イールドが発生した年】【その後のNASDAQの最大暴落率】【逆イールドからNASDAQ暴落までの年数】について書いてみたいと思います。
◉1989年1月➡約31%下落➡1年6か月後
◉1998年6月➡約80%下落➡1年9か月後(ITバブル)
◉2005年12月➡約50%下落➡1年10ヶ月後(リーマンショック)
◉2019年8月➡約28%下落➡6か月後(コロナショック)
こんな感じです。
やはり、逆イールドが発生したら、20%以上の下落が起こっても、おかしくないかもしれません。
中には、ITバブルやリーマンショックのように、50%以上の下落をくらうかもしれません。
であるのなら、やはり、逆イールドが発生したら、株はすべて売却したほうが良いんでしょうかね?
すぐには下落しない?
逆イールドが発生したら、すぐに下落するんでしょうか?
コロナショックの時でも、逆イールドが発生してから暴落まで、約6か月を要しています。
では、その間、株価はどうなっているんでしょうか?
次に、【逆イールドが発生した年】【NASDAQ暴落までの株価上昇率】について、書いてみたいと思います。
◉1989年1月➡約32%上昇
◉1998年6月➡約260%上昇
◉2005年12月➡約30%上昇
◉2019年8月➡約25%上昇
ごらんのとおり、逆イールドが発生しても、すぐには暴落せず、20%以上は株価は上昇しています。
そして、その後に、暴落がやってきているんですね。
ですから、逆イールドが発生しても、すぐに売却せず、少なくとも、20%上昇分の利益を確保してから、売却したらいいんじゃないでしょうか?
最後に
いかがでしょうか?
僕としては、逆イールドが発生したら、インデックスファンドは売却しようと思っています。
しかし、すべてではありません。
売却するのは、『レバナス』のみ。
普通のS&P500やNASDAQは、ガチホールドするつもりです。
だって、50%くらい下落しても、たいしたことありませんからね。
買い増しすれば良いだけです。
でも、レバナスは、そうはいきません。
NASDAQが50%下落するということは、レバナスは80%くらいの下落になるはずです。
さすがに、80%も下落したら、きびしいですよね・・・
でも、もしかしたら、50%くらいの下落で済むかもしれません。
なので、逆イールドが発生しても、レバナスは半分を売却し、残りの半分は、ホールドしようかと思っています。
そうすれば、買い増しも出来ますし、下落によるダメージも少なくなりますからね。
何かの参考になれば幸いです。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。