こんにちは。たかです。
東京商工リサーチの発表によれば、2020年に早期・希望退職者募集を開示した上場企業は、52社にもあるそうです。
募集人数が最も多かったのはレオパレス21の1000人だったそうです。
これから、こういった会社は、どんどん増えていくんでしょうか?
そんな中、製薬大手の武田薬品が、希望退職を募ると発表したみたいです。
武田薬品と言えば、業界ナンバー1の会社です。
ん・・・薬屋さんも大変なんですね。
ですが、今回の発表で、いちばん驚いたのは、『対象は30歳以上』ってことです。
これって、何を意味しているんでしょうか?
僕なりに考えてみました。
希望退職募集の対象は?
今回の武田薬品の希望退職者の対象は、こんな感じです。
・30歳以上で日本事業を担う勤続3年以上の社員
・本社の事務部門の社員
・医薬情報担当者(MR)
となっています。
このMRというのは、製薬会社の営業マンのことです。
いま、『私の家政夫ナギサさん』っていうドラマをやってますよね。
その中で、多部未華子さん演ずる『メイさん』がやっている仕事がMRです。
事務職がリストラされるっていうのは、よく耳にします。
でも、営業マンがリストラされるって、あまりないんじゃないでしょうか?
しかも、30歳以上が対象です。
このことから、こんなことが考えられるかもです。
部門ごといらない
30歳以上をリストラするってことは、どういうことでしょうか?
もし、高齢の社員をクビ切りしたいのであれば、45歳以上とか50歳以上を対象にすればいいわけです。
そうすれば、若手のバリバリの社員は残ることになります。
ですが、30歳以上ってことは、ほとんどの社員が対象になります。
ってことは、もしかしたら、会社は『この部門ごといらない!』って思っているのかもしれません。
なので、『出来れば、全員辞めてほしい!』くらいの感覚かもしれません。
残っても居場所がない?
僕の予想が当たっているとしたら、会社に残っても、仕方ありません。
だって、部門ごと無くなるかもしれないから。
20代なら、まだ、他の部署に異動させて、戦力に育てることがあるかもしれません。
ですが、40代・50代になると、それもやらないかも。
そうなると、会社はどうするか?
社員がやめたくなるように、仕向けていくんじゃないでしょうか?
たとえば、勤務地を変えるとか、仕事内容も雑用ばかりさせるとか・・・
僕が勤めていた会社でも、そういったことやってましたからね。
僕ならこうする!
僕なら、ライフプランを作って、退職金で生きていけるのであれば、サッサと会社を辞めますね。
そして、のんびり生きていきます。
でも、30代、40代の方は、そうはいかないかもしれません。
子供がいたり、家のローンがあったりしたら、働かないといけませんからね。
まあ、30代の方は転職できるでしょうが、40代の方はどうなんでしょうか?
もしかしたら、いちばん立場的にきびしいのは、40代の方かもしれませんね。
まだまだ、お金は必要。
でも、転職は難しそう。
かといって、会社に残ってもきびしそう。
ん・・・悩ましいですね。
最後に
僕の友人に、MRをやっている人がいます。
その友人いわく『MRはいらない。医者に会わなくても、くすりは使われる』だって。
ってことは、会社からすれば、MRは余計な人件費になっているのかもしれません。
しかも、今後はAIが発達して、AIが診断や治療をする時代になるでしょう。
ということは、医者に営業をやっても意味ないわけですね。
しっかりとしたエビデンスを構築することが、重要になるのかもしれません。
さて、武田薬品の社員が何人やめるか?
製薬業界も、リストラが一層激しくなるかもしれませんね。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。