煽り記事がひどすぎる・・・僕が考えるレバレッジ商品の使い方とは

 

こんにちは。たかです。

今日、こんな記事を見ました。

『58歳女性が絶句した…「ハイリスクな投資」に手を出して招いた「破滅的な末路」』です。

どんな内容だったか?

ちょっと、書いてみたいと思います。

この58歳の女性は、『老後2000万円問題』が盛り上がったことで、老後のお金に心配を感じたそうです。

そこで始めたのが、『株式投資』です。

初めは、5万円くらいから投資をはじめ、最終的には、『レバナス』に手を出します。

レバナスとは、ナスダック100指数の値動きに対し、約2倍の値動きになることを目指したファンドのことです。

なので、ハイリスク・ハイリターンなんですね。

そして、この女性は、貯蓄していた1200万円のうち1000万円を数回に分け、レバナスを購入しました。

その結果・・・

2022年の金利上昇に伴い、株価は下落。。。

レバナスを保有して半年もたたないうちに、投じた1000万円が、3分の1の額となってしまったそうです。

この女性の問題は?

さて、みなさんは、この女性の問題は、何だったと思いますか?

この記事では、この女性の問題は、こう書かれています。

『レバレッジ型商品は保有コストが高いうえに「減価リスク」というものもあり、元の指数とまったく同じ動きをするわけではなく、上げたり下げたりを繰り返すと資金が目減りしていきます。そのため、長期保有による資産形成には向きません』って。

要するに、『投資先が間違っていた!』ってことのようです。

たしかに、理論的には、レバナスは長期投資に向かないかもしれません。

しかし、実際に、レバナスと同じ動きをする米国ETFの『QLD』の運用成績を見てみます。

すると、もし仮に、2007年に100万円を一括投資していたら、2021年末には、約3500万円になっています。

資産が、約35倍になっているんです。

しかも、2008年のリーマンショックの大暴落を受けても、この結果です。

なので、一概に、『レバレッジ商品は長期投資に向かない』って言うのは、乱暴かもしれません。

僕はこう思う

僕は、こう思っています。

『この女性には、何の問題もない!』です。

だって、まだ、レバナスを購入して、半年しか経ってないんです。

もし、これから、暴騰したら、どうなりますかね?

きっと、含み益をたたき出すんじゃないでしょうか。

そして、レバナスで大事なことは、『下がったら買う』ってことです。

レバナスは、『株価の上げ下げ』が激しいですから、下がった時に、買い増しをする事が大事だと思います。

逆に、上がった時には買わない。

たとえば、100万円を一括投資し、含み損をかかえたら買い増しをする。

いつかは、ナスダックは上がってきます。

ナンピン買いをする事で、取得単価を下げておけば、ナスダックが上がった時に利益が出るはずです。

特に、レバナスはレバレッジがかかっていますから、上昇する時のパワーは、凄まじいものでしょう。

逆に、『ナスダックの成長』を信じることが出来ない人は、レバナス投資は、やらない方がいいですね。

最後に

最近、なぜか、レバナスなどのレバレッジ商品への煽り記事が多いような気がします。

このような煽り記事を読んで、不安になって、損切りしてしまう人が出てくると思います。

そうなったら、メチャクチャ不幸です・・・

だって、ジッとしていれば、元のお金に戻るのに、みずから損することをやるなんて。。。

このような不安を煽るような記事は、読まない方がいいです。

インデックス投資は、買ったら、ジッと持っておく。

レバレッジ商品は、安くなったら、少しずつ買う。

決して、一気に買わないこと。

そして、ジッと持っておく。

それだけのことだと思います。

本日も最後までお付き合いありがとうございました。