こんにちは。たかです。
退職後に住宅ローンが残るって方、いらっしゃいますか?
僕が勤めていた会社には、たくさんいました。
40歳くらいで5000万円のローンを組んでいる人もいました。
仮に5000万円を定年までの20年間で支払おうとすると、月に23万円ほど返済しないといけません。
年収が1000万円あったとしても、なかなか、厳しいものがありますね。
さて、今日、こんな記事を目にしました。
『年収1200万円夫婦が、4000万円の住宅ローンで「地獄を見た」ワケ』です。
パットみて、年収1200万円で4000万円のローンだったら、なんとかなりそうですがね。
では、どうして、地獄を見ることになったんでしょうか?
登場するご家庭
旦那さんが43歳時に、4000万円の住宅ローンを組んで新居を構えます。
その時の年収は、1200万円です。
その時の生活は、毎月、住宅ローンの返済と子どもの教育費、必要な生活費などの支払いを済ませた後に、外食や旅行を楽しむ程度だったようです。
特別、贅沢はしていなかったみたいです。
そして、めでたく60歳で会社を定年されるわけですが、ここで問題が・・・
なんと、60歳の時点で、まだ、住宅ローンが2000万円残っていたんだそうです。
定年後は再就職しましたが、年収は300万円までに下がってしまいました。
年間の住宅ローン返済は約180万円、マンションの共益費が年間50万円かかったそうです。
貯金など切り崩して支払ったそうですが、限界が来てしまいました。
やむを得ず、子供に助けを求めることになってしまったわけです。
さて、みなさん、どう思いますか?
定年までに支払いは終了できなかったのか?
年収1200万円ってことは、手取りにすれば、約900万円はあったと思います。
月にすれば、約75万円はあったでしょうね。
43歳で住宅ローンを組んでいますので、60歳まで17年あります。
17年間で、4000万円を完済しようとするならば、月に22万円支払えばいいわけです。
ってことは、75万円ー22万円=53万円が住宅ローンを支払っても、毎月、手元に残るわけです。
子供さんに学費ががる時期は、貯金するのは難しいかもしれません。
ですが、ローン返済は出来たんじゃないかと思います。
対策して来なかった?
今でも、年間に180万円のローンを返済しているってことは、月に15万円支払っているということです。
4000万円の借り入れをして、毎月の支払15万円、返済期間35年のローンを組んでいたのかもしれません。
そうすると、金利は約3%弱になります。
もしかしたら、未だに、この状態を続けているのかもしれません。
繰り上げ返済やローンの借り換えなど、何も対策して来なかった可能性がありますね。
そして、定年退職時のローン残高を知らなかったんでしょう・・・
もし、知っていれば、焦りも出てきて、対策も考えたんでしょうが。
でも、途中で、リストラされなかっただけ、ラッキーかもしれませんね。
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最後に
退職して収入が減った時に、借金があるのは非常につらい状況になります。
これだけは、避けたほうがいいですね。
どのFPさんも、『定年退職時までに、住宅ローンは完済すること』って言っています。
僕も、そのとおりだと思います。
退職金でローン返済もいいですが、それをやってしまうと、老後の資金が減ってしまいます。
できれば、現役時代に生活費を切り詰めて、定年までにはローンを完済する。
そして、退職金は、老後資金に回す。
これが、理想的だと思います。
もし、これが出来なければ、僕は、賃貸に住んだ方がいいと思います。
精神的にもいいですし、家のメンテナンス費用も必要ありませんからね。
意外と、今の家って壊れやすいですので・・・
これから、家を建てようと思われる方は、十分ご検討ください。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。