こんにちは。たかです。
安倍さんが辞任会見をされて、2日が経過しました。
その間、いろいろと安倍政権の功績をたたえる報道が多いように感じます。
たしかに、外交面などは、今までの総理大臣より積極的だったと感じています。
しかしながら、経済面では、日本の報道は間違っているような・・・そんな気がします。
あたかも、安倍政権下で、景気が良くなったみたいな感じで報道しますからね・・・
そんな中、こんな記事を見ました。
『韓経:構造改革失敗したアベノミクス…8年間で国の借金259兆円増やした』です。
これは、韓国経済新聞が報じた内容の和訳です。
さて、何が書いてあったか?
賃金引き上げ
まず、雇用環境について報じています。
『アベノミクスにより、400万人以上の雇用を創出した』
『労働者1人当たり月給は、2013年1月の26万9937円から今年5月には26万8789円とむしろ減った』と。
これは、あまり日本では報道されませんよね。
この7年間で、ほとんど収入は上がっていないんです。
なぜか?
400万人以上の雇用が増えたかもしれませんが、その多くは、アルバイトや非正規の方ばかりなんです。
しかも、65歳以上の男性や主婦が、アルバイト等で働き始めているんです。
だから、雇用者数が増えたんですね。
『それがどうした?』
『何が悪い!』って言われるかもしれません。
でも、なぜ、65歳以上の人が働くんですかね?
働きたいからですかね?
専業主婦の人って、なぜ、働き始めたんでしょうか?
主婦業が、飽きたからですかね?
僕は、違うと思います。
要するに、65歳以上でも働かないと生活できないから働いているんだと思います。
専業主婦では、生きていけないから働きに出ているんではないでしょうか?
これは、国民の生活が苦しくなっているってことの裏返しじゃないですかね。
それなのに、『雇用を生み出した!』って言っているのは、ちょっと、おかしなことだと思います。
65歳以上になったら、働かなくても生きている国作りをしてほしいと思いませんか?
少子化対策
次に、少子化対策について報じています。
『内需市場縮小を防ぐために少子化対策を政策の優先順位に置いたが、昨年の出生数は過去最低の86万5234人を記録した』って。
これって、日本で報道ありましたっけ?
あったとしても、ほんの一瞬でしたよね。
でも、これって、ホントに大事なことだと思うんです。
日本の生産能力を上げるには、労働力は大事なんです。
少子化になれば、働き手がいなくなりますから、生産能力(供給力)が落ちていきます。
すると、どんなに政府がお金を配って消費(需要)を上げても、供給が追い付いて行かないんです。
すると、消費が出来ません。
だって、作らないものを買うことは出来ませんからね。
なので、少子化って早く解決しないといけないのに、悪化の一途なんです。
人手が足りないのなら、インフラ整備をして、生産効率を上げるしかないんですが、政府はそれもやらないんです。
緊縮財政ですから、お金を出し渋るんですね。
これを続けると、どうなるでしょう?
供給能力が落ちますから、消費することが出来ません。
ってことは、消費が落ちていきますら、景気は良くなりません。
どんどん、デフレに突っ込んでいきますね。
国債発行
最後に、国債発行についてです。
『就任当時705兆円だった国債発行残高が年末には964兆円に増えた』
『国内総生産(GDP)比の財政収支赤字規模も昨年末の2.6%から今年は12.6%に急騰する見通しだ』らしいです・・・
韓国経済新聞は、国債残高が増えたので、国の財政が悪くなったと報じています。
ここに関しては、日本のメディアと同じ論調ですかね。
ですが、僕は、これは逆だと思っています。
安倍さんが就任してから、約8年間で、たったの260兆円しか増えていない。
だから、デフレから脱却できなかったんだと思います。
もっと国債を発行し、生産性を高めるための投資をするべきだった。
そうすれば、国民にお金が循環し、豊かになったはず。
金融政策だけでは、ダメだったんですね。
さらに悪いことに、消費税を2回も上げてしまった・・・
最後に
安倍さんも、約8年、懸命にやられたんだと思います。
ですが、結果はどうだったでしょうか?
特に、経済面では・・・
経済力が落ちた日本なんて、大国は相手しなくなるんじゃないですかね。
現に、安倍さんの辞任報道は、アメリカでは大きく取り扱われていません・・・
アメリカからすれば、日本って、その程度かもしれません。
もし、トランプさんが突然やめたら、どうですかね?
日本でも、大騒ぎになるんじゃありませんか。
ホントに、次の総理大臣には、経済対策を考えてほしいと思います。
でもなぁ・・・
なんだか、だれかさんの好き嫌いで、総理大臣を決めてるみたいだし。
ホントに、この国、大丈夫なのかなぁ・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。