こんにちは。たかです。
先々週のお盆の時、僕の姉が家にやってきました。
母の体調も良くないので、顔を見に来たようです。
その時、姉が話していたことを書いてみたいと思います。
僕の姉は、小学校の教師をしています。
現在、小学3年生を受け持っているようです。
先日、小学3年生全員に、『将来なりたい職業』を書かせたそうなんです。
すると姉は、こう聞いてきたんです。
『今の小学生って、何になりたいと思っているか分かる?』って。
ん・・・
僕と妻が出した答えは、『ユーチューバー』だったんですが、みごとにハズレ。
さて、みなさんは、何だと思いますか?
衝撃的すぎる・・・
姉は、こう言うんです。
『あのね、いちばん多かった答えはね・・・』
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
『正社員!』
はぁ??
ほんとに?
なんと、小学3年生が将来なりたい職業は、『正社員』だったそうなんです。
ちょっと、ビックリしました。
そこで、姉は子供たちにこう聞いたそうなんです。
『正社員って、なに?』って。
そしたら、こう返って来たそうです。
親の教育なのか?
多くの子供は、こう答えたそうです。
『お金がたくさんもらえる仕事なんでしょ!』って。
ん・・・
これって、親の教育なんでしょうか?
家の中で、『ちゃんと勉強して、正社員になるのよ!そしたら、お金をたくさんもらえるからね!』って言われているんでしょうか?
今の時代は、『正社員』が夢の職業になっているんですね。
ちょっと、驚いてしまいました。
半数近くは派遣社員
姉曰く、『アタシの受け持ちのクラスは、半数くらいが派遣社員さんだからね・・・』って。
だから、子供には、正社員として働いてほしいと思っているんでしょうか。
今年の7月に『国民生活基礎調査の概況』が発表されています。
それによれば、非正規雇用者の平均所得金額は、約275万円です。
一方、正規雇用者の平均所得金額は、約450万円です。
その差は、約180万円もあるんですね。
月に15万円も違うわけです。
これって、どうなんでしょうか?
規制緩和が行き過ぎた?
そもそも、初期の労働者派遣法は、労働者を保護する傾向が強かったと聞いています。
そのため、正規雇用の社員が派遣社員に置き換えられる可能性が少ない、専門的な仕事に限られていたと思います。
ところが、どんどん規制緩和され、『適用対象業務の原則自由化』になり、今のようになったんだと思います。
僕は、派遣制度が悪いとは思いません。
いろんな働き方が出来るようになりますからね。
でも、あまりにも規制緩和をやりすぎると、こういったデメリットも出てくるんじゃないでしょうか?
おいしい思いをしているのは、大企業ばかりです。
だって、派遣社員さんって、税金対策に使われているみたいですから。
そして、いちばん損をしているのは、派遣で働いている社員さんですよね。
最後に
今回の姉の話を聞いて、『日本って、この30年くらいで、ボロボロになったんだな・・・』って思ってしまいました。
この1年くらいの間に、選挙があります。
次の政権は、本気で日本を立て直さないと、このまま沈んでしまうような気がします。
そして、今の子供たちには、夢なんか無いのかも・・・
そんな気がしました。
そうしてしまったのは、僕らの世代かもしれません。
なので、次の選挙は、今まで以上に、真剣に投票したいと思います。
みなさんは、今の日本って、どう思いますか?
本日も最後までお付き合いありがとうございました。