こんにちは。たかです。
僕は、2019年3月末に会社を早期退職しました。
なので、26年間もサラリーマンをやったことになります。
今日、ふと、こんなことを思いました。
『僕は、なぜ会社を辞めたんだろうか?』って。
今さら?って感じですよね。
でも、会社を辞めて1年も経つと、なぜ会社を辞めたのかすら、忘れちゃんうんです。
人間って、不思議な生き物ですね。
っていうか、僕が忘れっぽいだけなのかもしれませんが・・・
会社を辞めたい
僕は、1993年4月に入社しました。
入社してから、数か月の間は新入社員研修を受けました。
僕は、どちらかと言えば、おちこぼれ。
同期との差を感じたものです。
初めの赴任地は、四国に行きました。
ポンコツだった僕は、上司からボコボコにされながらも、仕事に熱中していました。
今思えば、お客さんとの関係が良かったから、熱中できたんだと思います。
休みの日も、お客さんと釣りに行ったり、飲みに行ったり。
売り上げは、あまり良くありませんでしたが、お客さんには、大事にしてもらったと思います。
その後、九州・中国地方に転勤になりました。
山口県に転勤になったのが、40歳くらいの時です。
その頃から、『会社、辞めようかな・・・』っていう思いが強くなっていきました。
熱中できない
僕が40歳くらいから、会社の規則が厳しくなっていきました。
今までお客さんに出来ていたサービス等が、出来なくなっていったんです。
世間一般的に考えておかしなことは、やめたほうがいいと思います。
ですが、やめてはいけないことまで、やめなければいけなくなりました。
そういったことって、お客さんからすれば、必要なことなんです。
たとえば、こんなことです。
電化製品AとBがあったとします。
お客さんからすれば、A製品の会社の人に、B製品との違いを教えてほしいと思いますよね。
その逆もあると思います。
両社の言い分を聞いて、最終的にどちらを買うかは、お客さんが判断する。
これが、当たり前だと思います。
ですが、それが出来なくなったんです。
『え~、そんな仕事あるの?』って思われるかもしれませんが、ホントにあるんです。
自分の会社の製品しか紹介してはいけない。
違いをお客さんに言ってはいけない。
これでは、お客さんにメリットはありません。
まあ、これは、ほんの1例です。
もっと、細かい仕事上のルールが決められました。
そうなると、だんだんとお客さんからの信頼も得られなくなり、面会すら出来なくなってきました。
そりゃ、そうですよね。
そんな自分の製品しかしゃべらない営業マンなんか、必要ありません。
僕は、この頃から、だんだんと仕事に熱中できなくなったような気がします。
結果は求められる
ところが、会社は結果を求めてきます。
でも、会社のルールどおりにしていたら、結果はまず出ません。
ところが、結果を出す社員がいるんです。
何をしているのか?
それは、簡単なことなんです。
会社のルールを破ってしまえば、結果は出せます。
でも、そのことが会社に見つかったら、クビになります。
そこまでして、結果を出さなければいけないのか?
僕は、悩みました。
毎日、毎日、『見つかったらクビになる・・・』と思いながら、仕事をするわけです。
中には、ホントに見つかって、懲戒処分を受けた人もいます。
しかも、僕の場合、難易度の高いお客さんを担当させられました。
当然、普通にやっていても、結果は出ません。
なので、上司からは、ボコボコにされます。
ハッキリ言えば、失敗させて、クビにしようとしていたのかもしれません。
こんな感じで、お客さんからは信用を失い、会社からはボコボコにされる。
なんのために仕事をしているのか?
ただ、お給料をもらうためだけじゃないか?
だったら、質素な生活をすれば、やめても生きていけるんじゃないか?
そう思ったわけです。
最後に
今日、こんな記事を見ました。
『愛社精神なんて持たなくていい。伝説の経営者に学ぶ「すてる勇気」』です。
この記事の中に、『ぜんぶ、すてれば』という本の内容が紹介されています。
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この本には、こんなことが書いてあるそうです。
『不自然な力みが生じたり、「どこか自分らしくないな」と感じたとしたら、「そろそろやめる時期だ」と思ったほうがいい』って。
たしかに、40歳くらいから、自分らしくありませんでした。
お客さんに、不義理してばかり。
仕事は楽しくなかったし、熱中できませんでした。
やはり、やめる時期だったのかもしれません。
さらに、この本には、こうも書かれているそうです。
『「それをずっと引きずって未来はあるのか?」と一度考えてみたほうがいい』って。
たしかに、もし、会社を辞めていなかったら、どうなっていただろうか?
未来は、あっただろうか?
たぶん、無かったんじゃないかな・・・
結局、精神的に病んで、会社を辞めることになったんじゃないかな。
そんな気がします。
今日は、ちょっと、サラリーマン時代を思い出して書きました。
いかに、僕がポンコツだったか、バレちゃいましたね・・・
でも、『自分らしくない!』と思ったら、やめてみるのも大事なことかもしれません。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。