こんにちは。たかです。
先日、サントリーホールディングスの新浪社長が、こんなことを言い出しました。
『日本企業が企業価値を向上させるため、「45歳定年制」の導入によって、人材の流動化を進める必要がある』だって。
みなさんは、どう思いますか?
もし、40歳の時に、勤め先の社長から、『来年から、定年は45歳にします!』なんて言われたら、困っちゃいますよね。
ですが、僕は、この45歳定年制は、条件次第では良いかもしれないと思っています。
今日は、その辺りについて書いてみたいと思います。
条件1:新入社員から導入
先ほども書いたように、40歳の人に、45歳定年制が導入されたら、たまったもんじゃありません。
だって、あと5年しか働けませんからね。
家のローンや子供の教育費など、お金のかかる時期です。
しかし、新入社員だったらどうですかね?
22歳で入社したとしたら、あと20年近く時間があります。
なので、自分のライフプランを立てる余裕がありますよね。
条件2:リストラしない
45歳定年制を導入する代わりに、リストラしないと約束してほしいですね。
そうすれば、将来の計画を立てやすくなります。
もちろん、経営が傾いて、倒産した場合はどうしようもありませんけどね。
今は、いつリストラされるか分かりません。
最近は、40歳くらいでも、リストラの対象になっていますからね・・・
シッカリと雇ってくれるのあれば、腰を据えて、仕事も出来ると思います。
条件3:生涯年収を変えない
これ、どういう意味かというと、60歳まで支払う賃金を45歳までに払いきってしまうということです。
現在、大卒男性の生涯年収って、いくらかご存知ですか?
僕が調べたところ、こんな感じです。
◉企業規模(10~99人):2億2000万円
◉企業規模(100~999人):2億6000万円
◉企業規模(1000人以上):3億2000万円
たとえば、生涯年収が2億2000万円だったとします。
もし仮に60歳まで働いたとしたら、平均年収は約578万円くらいになります。
これを45歳までに払いきってしまうわけです。
すると、平均年収は約956万円になります。
生涯年収が3億2000万円だったら、平均年収842万円から1390万円になります。
このくらいもらえれば、若いうちから資産運用をしておけば、かなりの資産を残せるはずです。
そうなれば、45歳からはそんなに稼がなくても良いんじゃないですかね。
45歳からは、自分の好きなことを仕事にして、少しでもいいので収入を得る。
最後に
サントリーホールディングスの新浪社長は、人材の流動性を高めるために45歳定年制を推奨しています。
でも、今でも人材の流動性って、高いんじゃないですかね?
若い社員は、どんどん転職していますよね。
若くて能力があって、やる気のある人は流動しているんです。
逆に、45歳で定年になっても、能力のないやる気のない人は、流動しないんです(僕のようなポンコツサラリーマン)。
単に、路頭に迷うだけ・・・
なので、この社長さんの言いたいことはこうだと思います。
『45歳以上の社員は必要ないし、給料を払いたくない』
みなさんは、どう思いますか?
新浪社長は、政府の経済財政諮問会議の民間議員を務めていますので、現実味あると思います。
サラリーマンの方は、用心したほうが良いかもですね・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。