こんにちは。たかです。
このブログを読んでくださる方の年齢層は、30代~40代がメインのようです。
50代以上の方は、かなり少なくなります。
なので、『老後のお金のはなし』をしても、あまり興味ないかもしれません。
でも、大事なことだと思いますので、多くの記事を書いてきました。
そして、今日も、老後のお金についてのお話です。
先日、こんな記事を見ました。
『3000万円あっても老後破綻の恐れ、「60歳から5年間」が明暗を分ける』です。
なんとなく、何が書いてあるか、想像できますが・・・
ちょっとだけ、記事の内容を書いてみます。
老後に3000万円あっても破産する?
この記事によれば、60歳で3000万円を持っていても、老後に破産してしまうらしいです。
え??
そんなことあるのか?
そう思うのが普通だと思います。
では、どんな人が破産してしまうのか?
この記事に出てきた人について、ご紹介します。
Aさんの場合
・60歳時点での貯蓄額は、退職金を含めて2000万円
・その中から住宅ローンの残債1000万円を一括返済し、老後資金は1000万円
・再雇用後の毎月の収入は、手取り額月28万円、ボーナスは20万円程度が年2回
・住宅ローンを完済したことに満足し、他の支出の見直しをせずにいたら、毎月5万円、ボーナス時に20万円、合計年100万円の赤字
Aさんの場合、年100万円の赤字なので、65歳時点の貯金は、500万円くらいになります。
年金がどのくらいあるか分かりませんが、かなりギリギリになりそうですね。
でも、月に28万円の収入があるのに、毎月5万円の赤字になるってことは、毎月33万円使っていることになります。
どんな生活しているんですかね?
Bさんの場合
・60歳時点での貯蓄額は、退職金を含め3000万円
・定年後は再雇用で働き、同時に企業年金(支給期間10年)は60歳からスタート
・住宅ローンの繰り上げ返済は行わず、返済は78歳まで続く
・再雇用後の給与は年収400万円、加えて企業年金100万円あったが、毎年200万円の赤字
Bさんの場合、年200万円の赤字ですから、65歳時点の貯金は、2000万円になります。
公的年金は300万円あるそうなので、なんとかなりそうな気もしますが・・・
でも、住宅ローンがあるとはいえ、子供もいないのに、年間700万円を使うって、どんな生活なんでしょうかね?
使い過ぎ?
ハッキリ言って、なんの参考にもならない記事でした・・・
要するに、使い過ぎなんですよね。
しかも、かなり極端な例だと思います。
だって、Aさんのように、月に33万円も使いますか?
貯金がめちゃくちゃあるのなら分かりますが、1000万円しかないのに・・・
Bさんだって、同じですよね。
住宅ローンがあるとはいえ、年間で700万円も使っているんです。
ってことは、住宅ローン以外に、年間で500万円近く使っているんじゃないでしょうか?
すると、月に40万円くらい使っていることになります。
どうやって、そんなにお金が使えるんだろうか?
最後に
ちょっとだけ、気がついたことがあります。
実は、AさんとBさんに、共通する点があるんです。
それはですね。
AさんもBさんも、60歳以降も、仕事をしているんです。
しかも、いいお給料をもらっています。
僕は、これが赤字を生み出している原因じゃないと思います。
どういうことか?
おそらく、AさんもBさんも、こう考えているんじゃないでしょうか?
『収入があるから、お金を使っても大丈夫!』って。
この油断が、大きな赤字を生み出しているんじゃないかと思うんです。
もし、60歳で仕事を辞めていたら、あるいは、もっと少ないお給料で働いていたら、どうだっただろうか?
きっと、節約生活をしたんじゃないでしょうかね。
要するに、老後破産しないためには、『身の丈に合ったお金の使い方が大事だ』ってことだと思います。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。