こんにちは。たかです。
人生の3大支出って、これですよね。
『学費・住宅・老後』です。
最近では、もう一つ増えています。
それは、『介護』です。
いちばん、予測がつかないのが、この『介護』なんですよね。
でも、残りの『学費・住宅・老後』って、予測がつきます。
子供がいなければ、学費は心配ありません。
貯金して、一括で家を購入するれば、住宅ローンで困ることもありません。
老後費用も、ある程度貯金すれば、なんとかなります。
でも・・・
何にも考えないで、家を買ったり、子供が出来たりすると、大変なことになります。
今日、こんな記事を見ました。
『32歳専業主婦、貯金70万円。第2子が産まれるのに、不安しかありません……』です。
住宅ローンと子供の学費を準備できるかどうか、不安に思っているようです。
さて、どんなご家庭なんでしょうか?
登場するご家庭は?
旦那さん36歳、奥さま32歳、2歳のお子さんがいらっしゃいます。
そして、もうすぐ、第2子が生まれるらしい。
月の収入は、旦那さんが43万円だそうです。
ボーナスはありません。
ちなみに、奥さまは、専業主婦をされています。
貯金は、約70万円ほど、お持ちのようです。
支出は?
一方、支出は、こんな感じです。
・住宅ローン:8万円
・固定資産税:1万円
・車両費:1万円
・食費:5万円
・光熱費:2万5000円
・通信費:1万8000円
・趣味娯楽:5000円
・教育費:1000円
・こづかい:2万円
・雑費:14万円
・保険料:3万9000円
合計すると、約40万円になります。
月の収入は43万円ですから、43万円ー40万円=3万円を貯金することが出来ます。
年間では、3万円×12か月=36万円ってことになります。
住宅ローンは?
このご家庭の住宅ローンは、こんな感じです。
・購入年:2018年
・購入額:2990万円
・返済期間:35年
・金利:0.695%
返済期間が35年ってことは、あと33年残っています。
旦那さんは、36歳ですから、69歳まで支払いが続くわけです。
すごいですね・・・
ってことは、とりあえず、旦那さんは70歳まで働かないといけませんね・・・
学費は?
幼稚園から大学まで、すべて公立に進学すれば、子供ひとり当たり、約1000万円くらいです。
もし、私立ならば、約2000万円はかかるようです。
仮に、大学を自宅外から通うことになれば、さらに、仕送りが必要になります。
プラス500万円は、準備しないといけないかもですね。
ですが、ここでは、最低限、必要なお金を計算してみます。
そうなると、このご家庭は、お子さんが2人ですから、最低でも、2000万円は貯めなければいけません。
旦那さん70歳の時の貯金は?
年間の貯金額は、36万円です。
旦那さんが、70歳になるまで、あと34年あります。
ってことは、36万円×34年=1224万円を貯めることが出来そうです。
ん・・・
これでは、住宅ローンは完済できますが、子供の学費は払えそうにありません。
子供の学費は2000万円ですから、最低でも、あと800万円は必要になります。
どうするか?
奥さまに働いてもらうしかありません。
奥さまは32歳です。
仮に、60歳まで働いたとしたら、どうでしょうか?
あと28年は働くことが出来ます。
月に5万円を稼ぐことができれば、5万円×12か月×28年=1680万円を貯めることが出来ます。
すると、貯金額は、1680万円+1224万円=2904万円ってことになります。
これなら、子供の学費も出せますし、老後資金にも使えるかもしれません。
最後に
ちょっと、強引に計算してみました・・・
自分で書いたものの、不安な点があります。
・旦那さんが70歳まで、働くことが出来るのか?
・その収入を維持できるのか?
・家のメンテナンス費は?
・奥さまが60歳まで働けるのか?
などなど。
住宅ローンと子供の学費。
これを準備するには、共働きじゃないと、普通のご家庭では無理ですね。
しかも、定年まで、しっかり働かないといけない。
でも、これから先、終身雇用なんてありません。
ってことは、ずっと、稼げるとは限らないわけです。
なので、『家を買う』、『子供を作る』時って、ホントに人生設計をしておかないといけませんね。
『まあ、大丈夫だろ!』では、大丈夫じゃないかも・・・
もし、生まれ変わったら、独身のほうがいいかなぁ・・・
本日も最後までお付き合いありがとうございました。