こんにちは。たかです。
今日、こんな記事を見ました。
『2021年度末の「国の借金」1241兆円超に 過去最大 1人あたり990万円の借金』です。
この記事では、こう書かれています。
『財務省は、「国の借金」が2021年度末の時点で過去最大の1241兆3074億円になったと発表しました』
『2022年4月1日時点の総人口、1億2519万人で割ると、1人当たり、およそ990万円の借金を抱えている計算になります』だって。
これって、みなさん、信じていますか?
僕は、数年前まで、信じていました。
バカです・・・
でも、これって、なんだか、変ですよね。
国の借金とは?
この記事では、『「国の借金」が1241兆3074億円になった』と書いてあります。
まず、この国とは何なんでしょうか?
おそらく、この国とは、政府のことですよね。
では、政府は、誰に借金したんでしょうか?
政府は国債を発行し、その代わりに、お金を借ります。
誰が、国債を買ったのか?
日本銀行のデータによれば、こんな感じです。
◉日本銀行:43.4%
◉銀行:16%
◉生損保:18%
◉海外:14%
なので、政府の借金のほとんどは、日銀から借りているってことになります。
すると、安倍さんが、こんなことを言っています。
『政府の1000兆円の借金の半分は日銀に国債を買ってもらっている』
『日銀は政府の子会社なので、60年で返済の満期が来たら、返さないで借り換えて構わない。心配する必要はない』だって。
これが、真実じゃないんでしょうかね。
実際、今も、国債の借り換えをする事で、やりくりしています。
国民の借金?
そう考えると、『国民1人当たり、およそ990万円の借金を抱えている』と言うのは、間違っていませんかね?
だって、お金を借りているのは政府であって、国民ではありません。
もし、どうしても政府の借金を返済するのであれば、どうしたらいいのか?
国民が1人当たり、990万円を政府に渡せばいいんですよね。
そのお金で、国債を償還すればいい。
こういうことになります。
ですが・・・
国民の預貯金は約2000兆円と言われています。
そこから、1241兆円を支払ったら、どうなりますか?
国民のお金は、約800兆円になります。
もう、日本人は、メチャクチャ貧乏になりますよね。
もはや、生活なんか出来なくなるでしょう。
なので、そんなことをしてはいけないんですね。
最後に
毎年のように、『国の借金○○兆円、国民1人あたり○○万円の借金』なんて言われます。
これって、ウソですから、信じてはいけません。
僕自身、数年前までは、こう思っていました。
『日本は借金が多い国なんだ!』
『とにかく、節約して、お金を使わないようにしないといけない!』
『政治家も、身を切る改革をやって、借金を減らすべきだ!』
『日本維新の会、がんばれ!』って。
しかし、これは、間違っています。
政府がお金を使わなくなると、国民は貧しくなるだけなんです。
政府が借金をしてくれるから、国民は豊かになれるんです。
コロナで仕事が無くなったとき、アメリカは、メチャクチャ国債を発行して、国民にお金を配りました。
その結果、お金を配りすぎて、好景気になりすぎ、インフレ率が8.5%くらいになっています。
今回のアメリカは、ちょっと、やりすぎましたかね・・・
しかし、こんなふうに、政府が借金をして国民にお金を配ったら、国民は豊かになり、需要が高まるんですね。
すると、供給が間に合わなくなって、物価が上がるんです。
しかし、そのうち、供給量を増やしてきますので、物価は落ち着いてきます。
こういった好循環を日本でも作り出さないといけないんですがね・・・
日本政府は、税金を上げたりして、逆のことばかりしてます。
だから、日本人はお金がなく、モノやサービスを買わない。
言い方を変えれば、需要が増えないから、供給量も増えない。
結果、企業は儲からないから、社員のお給料も上がらない。
お給料が上がらなければ、お買いものも我慢しますよね。
すると、この悪循環が、グルグル回るわけです。
今度の選挙までには、日本人が、このお金の流れを理解する必要があります。
積極的に政府がお金を支出し、国民生活を支える。
最低でも、このくらいは、やってほしいと僕は思っています。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。